2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、鉱山から採掘したタイヤモンドだけではなく、海底から採ったダイヤモンドを販売している株式会社キュー代表取締役の三木芳夫さん。
「私たちは海底に眠っていたダイヤモンドを販売しています。どの海域でどんな風に採ったのかがはっきりしているため、自然環境にもやさしい次世代のダイヤモンドです」(三木さん)
ダイヤモンドは高い人気の一方、ダイヤモンド鉱山での生産量は2019年をピークに、今後は減少傾向になるといわれている。
そういった需要と供給のアンバランスから、地域紛争の資金源とされたり、採掘エリアの環境破壊や労働の問題が指摘されてきた。
しかし、三木さんが扱うダイヤモンドは、専門のプロダイバーが手作業で採掘するため、自然破壊などの問題をクリアしている、いわば“曇りのない輝き”が特徴だ。
◆ダイヤモンドの新しい選択肢
「サステイナブルな取り組みやエシカルの意識が高まるなかで、きちんとした出どころのわかるダイヤモンドは、これから先非常に必要な要素になってくると思います」(三木さん)
多様化する消費者の選択肢のひとつになれば、という思いではじめた海底ダイヤモンド販売。三木さんは、これからジュエリーに興味を持つ若い世代にも、ジュエリーの楽しみ方の選択肢が広がっていることを知ってもらいたいと願っている。
「この海底ダイヤモンドを買ったというその選択自体を、誰かに心から語りたくなるようになったらいいなと思います。これから先、次世代に地球環境やサステイナブルなものを残していこうと思ったときに、この海底ダイヤモンドがひとつのきっかけにはなると思うので、どんどん広げていくということを訴えたいと思います」(三木さん)
なお、次回2月25日(土)放送の『しあわせのたね。』では、氷上で電気カートを走らせタイムを競うユニークな氷上スポーツを考案した人を特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)