2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
1月17日(月)の放送では、思い出が詰まったランドセルを素敵な小物に生まれ変わらせる取り組みを特集した。
◆母の目線で思い出の品をリメイク
「こちらでお客様のランドセルを大切にリメイクしています。リメイクされたランドセルは鞄や写真立てなど、いろいろな小物に生まれ変わっています」
そう話すのは、ランドセルリメイク工房「SNAKER」店主の西川正佐子さん。
「SNAKER」では、子どもたちの成長とともに過ごした大切なランドセルを、ひとつひとつ手作業で心を込めてリメイクしている。
「(ランドセルには)たくさんかわいい装飾などがされているので、全部使ってリメイクできるとすべて思い出が残せるかなと思います」(西川さん)
工房で作業するのは、子をもつ母親たち。母の目線で6年間の軌跡をイメージしながら大切に取り扱い、子どもたちの思い出を無駄なく形に残している。
◆「物を大切にする」ことをもっと広めていけたら
そもそも西川さんが「SNAKER」をはじめたのは、ランドセルに対してこんな思いを抱いたことがきっかけだった。
「ランドセルは丈夫に作られているので、その生地を使えば小物になるのではないか、さらに6年間使った後も使い続けていくことができるんじゃないかなと思ってはじめてみました」
小学校を卒業した後も、いつでも思い出を身近に感じられるように――そんな思い出たっぷりの小物をリメイクする西川さんが未来に叶えたい夢は?
「思い出を大切にすることがリメイクの醍醐味なので、本当に『物を大切にする』ことをもっともっと広めていけたらなと思います」
なお、『しあわせのたね。』次回1月24日(月)の放送では、コロナ禍で行き場をなくした天然マグロの新たな食べ方を特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週月曜日 深夜0時45分放送、テレビ朝日(※一部地域を除く)