2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
12月13日(月)の放送では、日本酒の酒粕を使って蒸留酒(クラフトジン)を作る企業を特集した。
◆「姿を変えれば素晴らしいものに生まれ変わる」
「廃棄されるはずだった酒粕をクラフトジンに変えるといった取り組みを行っています。元々が美味しい日本酒の酒粕ですので、とても美味しいです」
そう話すのは、ベンチャー企業「エシカルスピリッツ」CEOの小野力さん。捨てられるはずだった酒粕を材料として、味わい深いジンにつくり変えている。
一度飲めば美味しさにとりこになると評判で、国際的な品評会では最高金賞を受賞した。
そんなクラフトジンの誕生のきっかけは、多くの酒粕が捨てられる現状を知ったことだった。
「チームのメンバーが日本酒の酒蔵さんと付き合いが多く、その中で酒粕が産業廃棄物であったり、捨てられてしまっている状況を聞いて、このジンを我々の中でアイデアとして生み、今につながっています」
美味しさと一緒に、酒蔵さんの想いも詰め込んだ新たな形のジン。小野さんはこのジン作りを通して、新しい発見と体験を伝えたいと話す。
「今価値がない、もしくは余っていると思われているものでも、姿を変えれば非常に価値があるもの、素晴らしいもの、新しい体験に生まれ変わることができることを、ジン作りを通して伝えていきたいなと思います」
なお、『しあわせのたね。』次回12月20日(月)の放送では、「かぎ編みバッグ」を通して女性の自立を助ける取り組みを特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週月曜日 深夜0時45分放送、テレビ朝日(※一部地域を除く)