2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
8月7日(土)の放送では、昔ながらの絹織物を使ったブランドを展開する村上采さんを特集した。
群馬県伊勢崎市で、昔から多くの人々に愛用されてきた絹織物「銘仙(めいせん)」。
そんな伝統文化を織り直し、独自のセンスと融合させて洋服に“アップサイクル”しているのが村上さんだ。
「裾に銘仙を使った鮮やかなワンピースになります。同じ柄のスカーフを合わせていただくことで、とてもオシャレに着こなしていただけます」(村上さん)
銘仙の柄をアクセントにした、モダンなデザインのワンピース。伝統文化の色合いを残しながら、あらたな魅力を付加した商品に生まれ変わらせている。
◆伝統文化を織り直し、新しい価値を
大学時代に外国で現地の人々と洋服を作るプロジェクトを運営したことが、この取り組みをはじめるきっかけとなったという村上さん。
村上さんの地元、群馬県伊勢崎市が誇る銘仙は、職人の高齢化や市場の縮小により衰退しつつある。
そんな銘仙を次世代へ受け継ぎたい――。そう願い、地域と連携しながら新しい価値を紡いでいる。
「私のブランド『Ay』のコンセプトが文化を織り直すというものです。日本国内に衰退していたり、まだ光が当たっていないけれどすごく高度な技術などすばらしい文化がたくさんあると思います。そこに光を当てられるようなブランドでありたいなと思っています」(村上さん)
なお、『しあわせのたね。』次回8月14日(土)の放送では、食用バラを使って社会のためになる商品を開発した女性を特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜日 午前9:55~10:00放送、テレビ朝日(※一部地域を除く)