2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
4月17日(土)の放送では、環境活動家の露木志奈さん(20歳)を特集した。
◆「無意識の選択が今の世の中をつくっている」
全国の児童や生徒を対象に、地球温暖化について講演している露木さん。21万人に想いを伝えることを目標とし、これまで9000人以上もの人々に話をしてきた。
「環境活動家をなくすために活動しているので、きょうもがんばって全力で講演をしたいなと思います」(露木さん)
彼女が伝えているのは、「日々の無意識の選択が今の世の中をつくっている」という思い。
マイボトルを持ち歩くことや不要な買い物を減らすこと。一つひとつの選択が未来の自分のためになると語りつづけている。
そうした想いは確実に届いているようで、講演を聞いた生徒のひとりは次のように感想を話した。
「日々の選択で自分にもできることがあるとわかりました」
◆最先端のエコスクールでの体験がベースに
露木さんがこの活動をはじめたのは、15歳のときに留学したインドネシア・バリ島での体験がベースになっている。
「私が高校生のときに通っていた『グリーンスクール』は、建物がすべて竹でつくられている学校です。最先端のエコスクールと言われていて、世界のグリーンリーダーを育てるという目標を掲げ、教科書もない環境の中で日々勉強していました。私も今、環境活動家として活動していますが、大きなきっかけとなったのもグリーンスクールがもととなっています」(露木さん)
それまでは机上のことだった遠い世界の環境問題を目の当たりにしたことが、活動家としての一歩を踏み出すきっかけに。
さらに、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんと会ったことも大きな刺激になったという。
「何か伝えられるものがあるのではないかと思って、年齢が近い同世代の学生に話すことにしました。地球温暖化や地球のことについて知ってもらえたらなと思っていて」(露木さん)
語り続けることで、世界が変わることを信じている。そんな露木さんが未来に叶えたい夢は…。
「私が地球を守る人ではなく、みんながちょっとずつ花を咲かせることが最終的な目標かなと思います」(露木さん)
なお、『しあわせのたね。』次回4月24日(土)の放送では、使い切れなかった化粧品を“新しい楽しみ”に生まれ変わらせている男性を特集する。