中山雅史、新米コーチがこだわる”ほめる指導法”。「いいね!」の声かけに込める意味

テレビ朝日が“withコロナ時代”に取り組んでいる『未来をここからプロジェクト』。

日曜あさの情報番組『サンデーLIVE!!』内で放送中の『TOKYO応援宣言』では、「未来はほめることから」と題し、ほめられて飛躍を遂げたアスリート、ほめることで選手を伸ばしたコーチの逸話など、スポーツにまつわる“ほめエピソード”を紹介している。

3月14日(日)放送の同番組では、中山雅史を特集。こだわりの“ほめる指導法”に迫った。

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◆もてる力を発揮さるための“ほめ言葉”

日本サッカー界に記憶と記録を残し、底抜けに明るいキャラクターでファンに愛された中山雅史。

2010年に両ひざを手術してからは、ふたたびピッチに立つために過酷なリハビリに耐え、53歳まで現役をつづけた。

そして2021年、ついに30年にわたる現役生活に終止符を打ち、古巣であるジュビロ磐田のコーチに就任。

指導者として歩みはじめた中山には、選手を指導するうえで意識していることがあるという。

その選手の特徴がすごく活かされている場面、あるいはそれですごくチームの力になっている部分は、ほめていければいいなと思います。その場その場でそこにあったほめ方や接し方ができればいいなと思っています」(中山)

実際にピッチでは、ポジティブな声かけで選手をほめる中山の姿があった。

「ナイッシュー!ヘイヘイヘイ!」
「おしゃれさんだね!」
「今のカッコよかったから3点!」

『いいね!』っていう言葉をかけていけば、選手をのせていけるんですよね。より練習に集中して、自分のプレーをここで出していこう、こういうプレーができるんだってことに発展していけるんじゃないかなと思って言っています」(中山)

選手として長く現役を続けていたからこそ、ほめられることの大切さを実感していた中山。選手がもてる力を発揮して完全燃焼できるよう、“ほめて”伸ばす指導法を実践している。

「かなり疲れるけどね、コーチとしては。そこまでのっていくのクタクタよ。でも自分のペースにのせたらこっちのもんでしょ!」(中山)

そんな中山雅史にとって「ほめる」こととは?

合いの手です(笑)。そういう言葉をかければ(気持ちを)のせていけるっていう部分がある。『あ!そーれ』『あ!そーれ!』『ナイッシュ!』『あ!そーれ!』って感じかな(笑)。

あとは、その選手が伸びていく一つのピースになってくれれば。自分をレベルアップさせるためのちょっとした気づきになってくれればいいのかなと思います。何が正解かはわかりませんけど、とにかく選手が成長するうえで、少しでも力になれればいいなと思います」(中山)

番組情報:『TOKYO応援宣言
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50~)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系

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