2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』 では、貧困や男女差別、環境問題などさまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践している人たちを紹介している。
1月16日(土)の放送では 、売れ残りや余りものの生地を使ったブランドを展開する大河内愛加さんを特集した。
大河内さんが手がけるブランド「レナクナッタ」のコンセプトは、“文化をまとう”。
使われなくなった生地、それぞれがもつ背景を大切にし、新たな文化へ生まれ変わらせる思いがブランド名に込められている。
「これは“久留米絣(かすり)”という福岡の伝統工芸の生地と、イタリアで買い付けたコットンの生地を組み合わせています」(大河内さん)
日本の着物とイタリアの生地、2つを組み合わせたリバーシブルの巻きスカート。2つの国の伝統文化を融合し、オリジナルの洋服に蘇らせている。
◆服を通して文化を継承していきたい
「自分を育ててくれた日本とイタリアの国のいいものを組み合わせて何か作りたいなと思っていたときに、巻きスカートを作ったらワンサイズのスカートでもさまざまな人に着ていただけるんじゃないかと」
巻きスカートをつくった背景について、そう語った大河内さん。根底にあったのは、使われなくなった生地を再生するだけでなく、伝統工芸の継承にも貢献したいという思いだ。
「自分がまとっているものがどういう背景で作られたとか、どういう人たちによって作られたというのを伝える役割が自分なのかなと思っています」(大河内さん)
なお、次回1月23日(土)放送の『しあわせのたね。』では、お寺のお供え物を”おさがり”として、経済的に困っている家庭の子どもなどに届ける活動をしている「おてらおやつクラブ」を特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜日 午前9:55~10:00放送、テレビ朝日(※一部地域を除く)