妻はロコ・ソラーレ吉田夕梨花。スピードスケート・新濱立也、大怪我を乗り越え掴んだ五輪切符と「妻との約束」
ミラノ・コルティナ五輪の開幕まであと9日。
テレビ朝日のスポーツ番組『GET SPORTS』は、スピードスケート500メートルに出場する日本代表・新濱立也(29)を特集した。
【映像】「妻をオリンピックの舞台に連れていきたい」恩返しを誓った新濱の決意
◆挫折の底で支えとなった妻の存在
2022年北京五輪代表で、かつて世界記録もマークした日本が誇るスプリンター・新濱。彼が辿ったミラノまでの道のりは、過酷な試練の連続だった。
2024年3月の練習中に転倒し、腰椎を骨折。さらに翌年には合宿中に交通事故に遭い、顔面骨折などの大怪我を負った。2年連続の悲劇に見舞われながら、世界の舞台に這い上がってきた。
しかし、復帰した今シーズンのW杯では思うようなスケーティングができず、どん底の日々を過ごしていた。
「ものすごく苦しいW杯を転戦しているというのが正直なところです」(新濱)
それでも、新濱には挫けるわけにはいかない理由があった。1度目のケガの後に結婚した妻、カーリング「ロコ・ソラーレ」の吉田夕梨花の存在だ。
新濱は「治ったら本当に頑張ろうと思わせてくれたのも妻だった」と、支え続けてくれた妻への感謝を語る。
昨年9月、カーリングの五輪代表選考会。新濱も会場で見守るなか、ロコ・ソラーレは惜しくも敗退し、妻・夕梨花のミラノ・コルティナ五輪出場は叶わぬ夢となった。この時、新濱は決意したという。
「妻からは『託したよ』って言われたので、自分が必ず妻をオリンピックの舞台に連れていきたいと思います」(新濱)
妻をオリンピックへ――。それが、新濱を這い上がらせる原動力となった。
◆リンクレコードで掴んだミラノへの切符
迎えた昨年12月、W杯ノルウェー大会。新濱は34秒51で5位と表彰台には届かなかったものの、わずかな復活の兆しを掴んだ。
レース後のホテルでは「ここからはシンプルですよ。やるしかないですからね、やりますよ。やる男なので」と自らを鼓舞した。
そして12月26日。代表選考を兼ねた全日本選手権。客席で妻が見守るなか、勝負の時を迎えた。
力強い滑り出しを見せると、叩き出したタイムはリンクレコードの34秒40。これまでの想いが込められた34秒間で、見事にミラノへの切符を掴み取った。
その姿を見届けた妻・夕梨花は涙を流しながら、夫の奮闘を称えた。
「本当に34秒間の中にどれほどの想いがあったのか…。努力する長さを考えるとあっという間で、もっと見ていたかったなと思う。終わった後に充実感いっぱいの顔をしていたのが、この34秒間のすべてだったのかなっていう風に思います」
新濱も安堵の表情を見せながら、こう語った。
「多くの方に『新濱は力ある』『自分を信じれば大丈夫』と、この数日間ずっと言われていたので、その言葉を信じて、そして自分を信じてスタートラインに立ちました。妻には本当に心配かけてきたシーズンだったので、少しは恩返しできたのかな」
たどり着いたオリンピックのスタートライン。支えてくれた人のために、新濱は新たな誓いを胸に灯した。
新濱:「3大会の連続でのメダルをかけさせる」
妻・夕梨花:「ありがとうございます。楽しみにしてる」
新濱:「全力尽くします!」
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※番組情報:『GET SPORTS』
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