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自分のことを語れない若者たち「俺はやるだけっす」 一緒に地元を歩いて見えてきた“意外な素顔”

アルコ&ピースがMCを務めるテレ朝Podcastの番組『アルコ&ピースの#文化人が1番やばい〜Produced by しくじり先生〜』

12月23日(火)に配信された同番組には、ライターの磯部涼さんが出演。著書『ルポ川崎』などで描かれた、ストリートの若者たちとの独特な距離感について語った。

メジャーなアーティストであれば自分のことを語る言葉を持っているが、磯部さんが取材するようなストリートの若者たちは、インタビューをしても「いやー、よくわかんない」「俺はやるだけっす」といった言葉しか返ってこないことが多いという。

「これからどうする?」と聞いても、彼らには明確な展望が見えていないこともあり、言葉だけで記事を書くことは難しかったと振り返る。

そこで磯部さんがとった行動は、「とりあえず地元を一緒に歩いてみましょうか」と街を歩くことだった。会議室ではなく、実際に彼らの地元を一緒に歩くことで「ここは昔こうだった」といった記憶やエピソードが自然と引き出され、言葉少なだった彼らの“素顔”や“物語”が浮かび上がってきたという。

最初からルポを書こうとしたのではなく、彼らのリアルな姿を知るために「ルポ形式にせざるを得なかった」という、現場での試行錯誤を明かした。

番組ではこのほか、「子供に特攻服を着せる親」が現実に存在するという、川崎に脈々と残る独特なヤンキー文化の継承についても語られている。

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