「99%、日本に帰る気満々だった」WBC初代戦士が明かす第1回大会優勝のウラ側
11月14日(金)深夜に放送されたスポーツバラエティ『オフレコスポーツ』には、日本代表が初代王者に輝いた第1回WBCの優勝メンバー・里崎智也がゲスト出演し、同大会の舞台裏を語っている。
【映像】敗退濃厚の日本を救ったのは…里崎智也が明かすWBC準決勝進出秘話
記念すべき第1回WBCが開催されたのは、今から約20年前、2006年のこと。
日本は国内で1次リーグを戦った後、アメリカで行われた2次リーグでアメリカ、メキシコ、韓国と対戦し、1勝2敗の3位で全日程を終えた。残るアメリカ対メキシコ戦の結果次第で敗退が決まるという、まさに絶体絶命の状況だった。
里崎は当時を振り返り、運命の試合を控えたメキシコ代表の驚きの行動を明かした。
「日本からしたら、アメリカ対メキシコ戦はすごく大事な試合。なのに試合の前日、メキシコ(代表)がアナハイムのディズニーランドにチーム全員で行ったんです」
メキシコが試合に勝たなければ日本の敗退が決まるという状況だっただけに、「ふざけんなよ!もう負ける気満々やん」と思わず腹を立てたという。
ところが、試合はメキシコの勝利というまさかの結果で終わった。この勝利のおかげで日本は失点率0.01ポイント差で2位に滑り込み、見事準決勝進出を決めたのだ。
当時の日本の選手たちは敗退を覚悟していたため、「みんな外に食事に行っていた。次の日帰る気満々だったから」と里崎は回想する。
「『メキシコ勝ったで、これどうなんやろ』って思っていたら、部屋の電話が鳴って、『準決勝進出決まったから、何時にミーティングするからこの部屋に集まってくれ』って言われて」
ミーティングでは、王貞治監督(当時)が「奇跡的に生き残ったから、ここから気持ちを入れ直してやっていこう」と声をかけ、敗退ムードから一転してチームが再び一丸となり、優勝を目指すことになったという。
里崎は「もう99%日本に帰る気満々だったけど、生き残っちゃって。すごいもう奇跡的」と、当時の驚きをあらためて語っていた。
そのほか番組では、大谷翔平との対戦秘話を語る場面も。里崎が明かした、“出塁率10割”という驚異の数字のからくりとは?
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※番組情報:『オフレコスポーツ』(バラバラ大作戦)
毎週金曜 深夜2:43〜、テレビ朝日(※関東ローカル)











