永野、方言=個性ではないとバッサリ「面白いように見えて、じつはただ訛ってるだけという芸人も」
世の中の“妙にひっかかること”を論じて、偉大な哲学者ニーチェのように“それっぽい言葉”を残す番組『永野&くるまのひっかかりニーチェ』。
10月21日(火)に放送された同番組では、「誰に対しても方言を崩さない人」にひっかかるという視聴者からの投稿をきっかけに、議論が白熱した。
方言をアイデンティティのように捉えている人に対し、永野は容赦ない言葉を浴びせ…。
【映像】永野、方言を武器にする芸人をバッサリ「面白いんじゃなくて…」
今回取り上げられたのは、「初対面の相手にもがっつり方言を使う人は“独りよがり”に感じる」という36歳男性からの投稿。これに対し、宮崎県出身の永野は自身の経験を語り始めた。
18歳で上京した当時は方言が恥ずかしく、必死に標準語に合わせようとしたという永野。自分だけでなく、他人が使う方言を電車などで耳にしたときも「ええっ!?」と過剰に反応してしまったほどだったという。
それが現在では、テレビなどで方言を聞く機会が増えてきたことで違和感がなくなってきた。そのこと自体は悪いことではないが、同時に東京に対する畏怖のようなものが薄れてしまったのではないかと、永野は訴える。
東京に憧れ、圧倒されたという永野は、方言を使ったままの人は退路を断って本気で頑張っている感じがしないそう。上京するには“リボーン=生まれ変わる”くらいの覚悟が必要だとし、方言を使い続ける人に「じゃあ帰れよ」と厳しい言葉を投げかけた。
さらに永野の主張はエスカレート。方言を使う人に対し「ただそのままでいることを、さもアイデンティティ、個性の1つぶるな」と言い放つ。そして地方出身を売りにしている芸人の中には、面白いことを言っているように見えて「ちゃんと聞くとただ訛ってるだけっていう人いるんですよ」と持論を展開。訛っていることを武器にしているだけで、話の内容が伴っていない場合があると指摘した。
その矛先は、江戸で生まれたことを誇りに思う“江戸っ子弁”にも向けられ、くるまと2人で「一番タチが悪いと思います」と一刀両断する場面も…。
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※番組情報:『永野&くるまのひっかかりニーチェ』
毎週火曜深夜0:45~、テレビ朝日(※関東ローカル)