ドラマ『しあわせな結婚』大どんでん返し、ついに真犯人判明!優しすぎた“共犯者”の悲しい覚悟
脚本・大石静、主演・阿部サダヲ、ヒロイン・松たか子が集結したドラマ『しあわせな結婚』。
本作は、50年間“独身主義”を貫いてきた人気弁護士・原田幸太郎(阿部サダヲ)が、運命的に出会ったミステリアスな美術教師・ネルラ(松たか子)と電撃結婚するも、次第に妻が抱える大きな秘密が明らかになっていく、というマリッジ・サスペンスだ。
9月4日(木)に放送された第8話では、ついに15年前ネルラの元婚約者・布勢夕人(玉置玲央)が不審な死を遂げた事件の真相が明かされた。
(※以下、第8話のネタバレがあります)
◆犯人に気づいた幸太郎が向かった先は…
15年前の布勢(玉置)の事件の際、叔父・鈴木考(岡部たかし)が「お前はやっていない。いいか、この人を殺したのは俺だ。わかったな」と言っていたことを思い出したネルラ(松)。
このことを幸太郎(阿部)に打ち明けたネルラは、やはり自分が布勢を殺したのかもしれないと言い出す。幸太郎は悩んだ末、もしネルラが犯人だったとしても彼女を愛し続けると覚悟し、自ら事件の真相を突き止めるべく動き始めた。
すると、布勢の致命傷となった頭の傷は、犯人がわざわざ両手で燭台を掲げて振り下ろしてできたものだと判明する。
この情報からハッとした表情を浮かべる幸太郎。
そして幸太郎が向かった先は、事件当時まだ幼い子どもだったネルラの弟・レオ(板垣李光人)のもとだった…。
幸太郎は、ネルラが事件当時の考の言葉を思い出したことをレオに伝え、「ネルラは、叔父さんは自分を庇ってると思い込んだ。その場には叔父さんと自分しかいないと思ったからだ。だけど、それは違うよね」と切り出す。
そこから幸太郎は、布勢に致命傷を負わせた犯人が両手で燭台を持ったのは力が弱かったからだと推理。そして考はその犯人を庇うために2打目を殴ったのだと続けた幸太郎は、「大切に大切に育ててきた君を、叔父さんは守りたかった。そのことは11歳だった君も理解できたよね」とレオに語りかける。
するとレオは少し黙り込み、やがて小さく首を縦に振ると「できたよ」と答えた。
そしてレオは、15年前の事件の真相を明かし始めた。
事件の日、ネルラがいる布勢のアトリエにクロワッサンを持って行ったレオ。アトリエに着くと、布勢がネルラに「一緒に死のう」と迫っており、レオは慌てて叔父の考に「ネルラがケンカしてる、助けて」とメールを送った。
しかし、布勢はネルラの首を絞め、今にも命が危険な状態だった。
ネルラを助けたい一心で、近くにあった燭台を渾身の力で布勢に振り下ろすレオ。崩れ落ちた布勢を前にレオが震えて動けずにいると、そこに考が到着する。
状況を察した考はすべてを背負う覚悟を決め、「もう大丈夫だ」とレオに優しく声をかけた。
レオが持っていた燭台を取り上げた考は、レオに目をつぶらせてそれで布勢を殴り、「お前はやっていない。いいか、この人を殺したのは俺だ。わかったな」とレオに言い聞かせる。
そしてレオを帰らせると、考は意を決した表情で布勢の死体を背負い、事故死に見せかけるため階段からその死体を落としたのだった。
レオも考も、大切な家族を守ろうとして罪を背負うことになったというこの真相。最終回間近にして、胸が締めつけられる展開となった。
こうして“真犯人”だと暴かれることになったレオだったが、「ありがとう、これで楽になるよ…」と幸太郎に感謝。切なくも前向きにすべてが解決したかと思われた。
しかし第8話のラストでは、レオの罪を暴いたことで夫婦に新たな問題が生じてしまい…。最終話を目前に“しあわせな結婚”が最大の危機を迎える衝撃のラストとなった。
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※番組情報:『しあわせな結婚』
毎週木曜よる9:00~、テレビ朝日系24局