2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、元気がなく、枯れかけた観葉植物を再生させている川原伸晃さん(観葉植物専門店REN代表・園芸家)。
川原さん:「こちらの植物は枝が枯れていましたが、ほかの部分が生きていたので、私たちが養生し、青々とした葉がよみがえるようになりました」
長く育てるほど疑問や不安が出てくる観葉植物。川原さんは植物の相談窓口となり、家族のようにともに長く生活できる手助けをしている。
川原さん:「もともと観葉植物の専門店として長く商売を続けてきましたが、お客様が手放さざるを得なくなった植物に出合うことが非常に増えてきました。私たちが植物を引き取り、養生して再び販売する必要があると思いました」
引き取った観葉植物は植え替え作業を行い、プロの手で再生。元気になったら店頭に並べられ、新しい持ち主の元で大切に育ててもらっている。
「植物は正しく管理すれば人間よりも長生きする」と語る川原さんが未来に叶えたい夢は?
川原さん:「ペットショップがあってペットクリニックがない世界は想像もつかないと思います。植物も買った後、正しくケアしてくれるサービスが世界中にあることが健全だと思っているので、世界中で観葉植物のケアについて誰もが気軽に相談できるような状況ができたらいいなと思います」
なお、『しあわせのたね。』次回11月16日(土)の放送では、海や湖で採取したコップ1杯の水に含まれる生物のDNA情報から、周辺の生態系を解明する技術「環境DNA分析」を開発した人を紹介する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)