『ポツンと一軒家』大捜索の末…たどり着いた“秘境の一軒家”。住人男性は「ここはなんにもないですよ」
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
10月20日(日)は、ゲストに福澤朗と清原果耶を迎えて前回の続編が放送される。
前回、2軒の空き家の捜索を経て、ついに3軒目のポツンと一軒家へとたどり着いた捜索隊。そこは山の尾根の一角を切り拓いた敷地に建つ、まさに秘境の一軒家だ。
突然の来訪にも温かく捜索隊を迎えてくれたのは87歳の女性と、「ここはなんにもないですよ」とやわらかな表情をみせる61歳の息子。
息子は徳島市内の自宅で妻と2人の子どもと暮らしていたが、4年ほど前に父が亡くなってからはこの地で母と同居しているそう。母の世話をするという決断をするうえで、背中を押してくれたのは妻だったと語る。
大阪の料理店と、徳島の老舗ホテルで調理師として働いた後、地元の徳島でカフェレストランを開業したという経歴をもつ息子。本格的に野菜作りをはじめたのは4年前からだそうで、畑仕事は母から教わり今では一人で畑の世話をしているという。
築150年の母屋の前の斜面には手入れの行き届いた畑が広がっており、そこでは蕎麦や五穀米、小豆、こんにゃく、お茶など年間で20種類もの野菜を育てているのだとか。
「蕎麦も、こんにゃくも、お茶も、自分たちで育てて作るんです」と、そこには母から子へと受け継がれた昔ながらの知恵と技術で、息子が母を支える自給自足の暮らしがあった。
そんななか、息子から「水源を見に行きますか?」と誘われた捜索隊。一軒家から600メートル山を登った山頂に湧き水の源流があり、定期的に掃除をしないと水が止まってしまうのだとか。その湧き水が流れる様は、人の手が入らない自然の美しさを残す景色が広がっていた。
自家製のそば粉を使った打ち立ての蕎麦や、おにぎりにきな粉をまぶした“おぼた”などの地元料理を母子で作って振る舞ってもらった捜索隊。
ゲストの福澤は「生きる力のエネルギッシュさに感服しました」と実感を込めると、今回のポツンと一軒家での暮らしぶりを目の当たりにした清原も「すべての出来事が圧巻でした。画面越しではありましたが、生きるエネルギーをもらえたような気がして…。人生観って本当に変わるんですね」と大きな感銘を受けたようだった。
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2024年10月20日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット