遠藤憲一、ご満悦!娘役の佐久間由衣と「本当の親子のようになった気がしました」
警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に所属する肉体派熱血刑事・矢代朋(波瑠)と、文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木京香)がバディを組み、“文字”を糸口に未解決事件を捜査する新感覚の爽快ミステリー『未解決の女 警視庁文書捜査官』。
9月3日(木)放送の第5話では、第6係の超無口な“お遍路刑事”こと草加慎司(遠藤憲一)の娘・美里役で佐久間由衣がゲスト出演。これまで多くは語られてこなかった草加の過去、そして、父としての顔が浮き彫りになる。
第5話では銀行で立てこもり事件が発生。そこに勤務する草加の娘・美里が人質になってしまう。仕事第一の父に見切りをつけ、母とともに家を出て3年。美里は皮肉にも、事件を介して父と再会をはたすことに。
この美里を、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017年)や、『チア☆ダン』(2018年)など話題のドラマに次々と出演し、来年には主演映画『君は永遠にそいつらより若い』の公開も控える佐久間由衣が演じる。
「ゲストという短い時間ではありますが、全力で物語に寄り添いたい」という真摯な思いのもと、「温かく、そして切ないお話になっていると思います」という父娘の繊細な物語を、丁寧に表現する。
◆遠藤と佐久間は「雰囲気がそっくり」
遠藤が演じる草加の娘役と聞いたときは「喜びと緊張の思いでいっぱいでした」という佐久間。実は、遠藤とは今回が初共演ということで、「寡黙な方なのかな、と勝手に想像していた」と明かす。
しかし、遠藤といえば、7月に開催された『未解決の女』の制作発表リモート会見でも、そのオチャメぶりが話題となった人物。
佐久間も、撮影初日からその存在にほっこりしたようで「実際にお会いしたら現場のムードメーカーでいらっしゃって、たくさんお話しさせていただきました。ずっと無邪気な姿がとても印象的です。緊張感がある撮影が続いていたなか、とてもリラックスした空気に大変助けられました」と、遠藤の人柄に魅入っていた。
一方、突如“かわいい娘”をもつことになった遠藤はというと「由衣ちゃんはとても真面目でピュアな方。それがお芝居にも反映されて、感情が素直に伝わってきます。周りの人たちから、ふたりは雰囲気がそっくりと言われたけど、由衣ちゃんはあまりうれしくなかったはず!」と、照れっぱなし。
現場では“父”として“娘”のために大奮闘した遠藤。共有時間の短さを物ともしない“愛情たっぷりの撮影”を、愛おしみながら以下のように振り返った。
「1日だけの共演でしたので、できるだけコミュニケーションを取ろうと心がけました。カレーが大好きで、カレーの種類や食べ方にもこだわりがあるらしく、『ご飯をカレーにもっていくのか、カレーをご飯にもっていくのか?』という話は楽しく盛り上がり、そのあたりから本当の親子のようになった気がしました」
そんなふたりが演じるのは、撮影中の微笑ましい関係とは裏腹に、ちょっとぎこちない父娘。3年ぶりの再会をはたした草加と美里は、一体どんな会話を交わし、どんな新たな一歩を踏み出すのか。佐久間も「とても新鮮」だったと声を弾ませる「草加刑事の新たな一面」が明らかになる。
◆遠藤憲一 コメント(全文)
佐久間由衣ちゃんとは1日だけの共演でしたので、できるだけコミュニケーションを取ろうと心がけました。
カレーが大好きで、カレーの種類や食べ方にもこだわりがあるらしく、「ご飯をカレーにもっていくのか、カレーをご飯にもっていくのか?」という話は楽しく盛り上がり、そのあたりから本当の親子のようになった気がしました。
由衣ちゃんはとても真面目でピュアな方。それがお芝居にも反映されて、感情が素直に伝わってきます。周りの人たちから、ふたりは雰囲気がそっくりと言われたけど、由衣ちゃんはあまりうれしくなかったはず!
◆佐久間由衣 コメント(全文)
たくさんの方に愛されている作品のSeason2に出演させていただけて、とてもうれしかったです。その上、遠藤憲一さんの娘役を演じられるなんて、喜びと緊張の思いでいっぱいでした。
個人的にテレビ朝日さんのドラマに出演させていただくのははじめてということもあり、ゲストという短い時間ではありますが、全力で物語に寄り添いたいなと思いました。
遠藤さんは寡黙な方なのかな、と勝手に想像していたのですが、実際にお会いしたら現場のムードメーカーでいらっしゃって、たくさんお話しさせていただきました。ずっと無邪気な姿がとても印象的です。緊張感がある撮影が続いていたなか、とてもリラックスした空気に大変助けられました。
今回はタイトな撮影スケジュールで、主演の波瑠さんとはなかなかお話しするお時間がなかったのですが、凛と現場に佇んでらっしゃるお姿はとてもカッコよく、その透明感に思わず引き込まれてしまう引力がある方だな、と見惚れていました。
第5話は、遠藤さん演じる草加刑事の新たな一面を私自身も見ることができて、とても新鮮な撮影でした。私たち親子の関係にも注目していただきたいですし、何より温かく、そして切ないお話になっていると思います。ぜひ見ていただきたいです。
◆第5話 あらすじ
閉店間際の銀行に3人組の男が押し入り、立てこもった。しかも人質のなかには、「特命捜査対策室」第6係の刑事・草加慎司(遠藤憲一)の娘で、3年前に妻とともに家を出ていった草加美里(佐久間由衣)がいた上に、なぜか犯人は「草加という刑事に電話させろ」と警察に要求してきたのだ。
そんななか、防犯カメラ映像で、漢数字の「三」が書かれた紙を持たされる美里と、犯人のひとりの顔を確認した草加は息をのむ。その男はある未解決事件の捜査で出会った河本直也(矢野聖人)だったからだ!
草加が担当した未解決事件とは12年前、専門学校生・麦野奈津(水谷果穂)が帰宅途中に刺殺され、地面にダイイングメッセージともとれる漢数字「三」の文字が書き残されていた事件。
しかし、奈津に当時つきまとい、漢数字「三」が名前に入っていることから真っ先に容疑がかかった大学生・三田良平(佐藤祐基)のアリバイは完璧…。奈津の父が経営する児童養護施設で育った直也から、必ず犯人を捕まえてほしいと懇願された草加は逮捕を誓ったが、必死の捜査もむなしく三田のアリバイは崩せず、ほかに犯人も特定できず仕舞いだった――。
草加は立てこもり犯の指示に従い、すぐさま電話。すると、直也は人質の命を盾に取り、約18時間後の翌朝10時までに奈津を殺した犯人を捕まえるよう要求する。
自分のせいで起こった事件だと、自責の念に駆られる草加。だが、人質の家族は捜査に直接関われないため、自らの手で決着をつけることはできず…。
まもなく直也以外の立てこもり犯は、同じ児童養護施設で育った高村青斗(落合モトキ)と竜崎健一(山根和馬)で、3人とも奈津と仲がよかったことが判明する。
さらに矢代朋(波瑠)は、12年前の事件当日、直也の施設卒業を祝う会のために奈津が用意した寄せ書きを入手。そこに書かれた「麦」の文字に、文書捜査のエキスパート・鳴海理沙(鈴木京香)は引っかかり…。
その矢先、人質のひとりが持病を発症。直也は急病人と交換する人質として、理沙を指名する! 覚悟を決めた理沙は、朋と草加に“ある文書”にも違和感があったと告げ、銀行へ入っていくが…!?
※番組情報:『未解決の女 警視庁文書捜査官』第5話
2020年9月3日(木)午後9:00〜午後9:54、テレビ朝日系24局