田中圭と中村倫也、幼くして生き別れた兄弟に。ドラマSP『不協和音』が遂に放送
主演・田中圭が演じる、愚直なまでにまっすぐに事件と向き合う熱血刑事の兄・川上祐介。そして中村倫也が演じる、時に冷徹とも思える冷静沈着さで事件と向き合う東大卒エリート検事の弟・唐沢真佐人。
刑事だった父が自白強要で冤罪を生んだことが引き金となり、幼くして生き別れた兄弟が難事件の捜査で再会。譲れない信念をぶつけ合いながら真相を解明していくドラマスペシャル『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』(原作/大門剛明)。
3月15日(日)に放送される同作で、田中圭と中村倫也が兄弟役を演じる。
過去に共演歴はある2人だが、“濃密共演”は今回が初めて。そんな2人は撮影初日から深い共鳴を覚えたそう。
田中は、「俳優・中村倫也の存在がやっぱり大きい!台本と違ったニュアンスを出しても、全部対応してくれるので安心安全。この作品での相性のよさを感じて、それがいい意味でプレッシャーにもなるし、刺激的です」と語る。
一方の中村は、「なんかいい匂いがするぞ、という感じ。具体的にはうまく説明できないので、言葉よりもっと深いレベルで感知しているのかもしれないです。初日の再会シーンから、圭さんとだからこそできる“攻守交代の目まぐるしいやりとり”ができ、『役者をやっててすげぇ楽しかったな』とニヤニヤする瞬間を経験できました」と満足げな笑みでコメントした。
人気実力派俳優である2人が時にぶつかり、時に深い絆を匂わせ、時にじゃれあいながら繰り広げるエキサイティングな芝居合戦に注目だ。
◆あらすじ
30歳を過ぎて月島東署刑事課に配属された新米刑事・川上祐介(田中圭)は、妻殺しの被疑者と目される病院経営者・城崎知也(岡部たかし)を取り調べることに。
勾留期限が迫るなか、一緒に取り調べを担当した警視庁捜査一課の警部補・小寺順平(杉本哲太)がついに自白を取るが、担当弁護士の宇都宮実桜(趣里)は「大八木捜査法で自白させたのでは?」と、祐介に食ってかかる。
実桜が口にした“大八木捜査法”とはほかでもない、刑事だった祐介の父・大八木宏邦(丸山智己)を揶揄する言葉。
実は祐介がまだ小学生だった頃、大八木は自白強要で冤罪を生んだ刑事として、世間から糾弾されることに…。しかも、大八木は真相を語ることなく、突然この世を去り、祐介は母方の祖母に引き取られて姓を変えていたのだった――。
やがて、城崎の事件は思わぬ転換期を迎える。担当検事が倒れた直後、城崎が起訴の決め手となる遺体遺棄現場を教えぬまま、黙秘に転じてしまったのだ。焦った祐介は必死に捜査を続行。だが努力もむなしく、城崎は不起訴になってしまう。
しかも、その判断を下した後任検事の名前を聞いた祐介はがく然とする。検事の名は唐沢真佐人(中村倫也)――なんと祐介の父が亡くなった後、高等検察庁の元検事長・唐沢洋太郎の養子となり、生き別れになってしまった弟だった!
祐介はすぐさま真佐人のもとへ押しかけ、なぜ城崎を不起訴にしたのか追及する。だが、真佐人は弁解録取書を読んで取り調べに問題があると判断した、と冷たく一蹴。結局、“21年ぶりの再会”は物別れに終わる最悪なものになってしまい…!?
しかし、真佐人には考えがあった。水面下で動いていた真佐人はやがて、城崎の事件に新たな一石を投じることに!
そんななか、祐介は連続ボヤ事件との関連が疑われる、大企業の倉庫放火事件を捜査。社長・丸山与四郎(木下ほうか)の圧力を受けて、警察上層部も捜査に本腰を入れたことで、祐介と真佐人は再び同じ事件に向き合うことになる。
真逆ともいえるやり方を貫き、ときに対立しながらも、ともに調べを進めていく祐介と真佐人。だが、事件の全貌は容易にあぶり出すことができないほど複雑で…!?
※番組情報:ドラマスペシャル『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』
2020年3月15日(日)午後9:00~午後11:05、テレビ朝日系24局