テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
menu

菅田将暉、野村周平、山崎賢人が刺激に!“カメレオン俳優”高杉真宙の素顔

1996年7月4日生まれ。福岡県出身。

TV「仮面ライダー鎧武/ガイム」で一躍注目を集め、ロングランCM「ファブリーズ」の三兄弟の長男としてもお馴染みの高杉さん。作品ごとに仮面ライダーから冷酷な役まで幅広い役を別人のように演じることから“カメレオン俳優“の異名をとる若き演技派。

昨年だけで主要キャラクターを演じた映画が5作公開され、注目の高杉真宙さんに毎日映画コンクールの授賞式会場でインタビュー。

◆デビューのきっかけは女の子に間違えられて

-芸能界入りのきっかけは?-
「小学校6年生のときに熊本の花火大会に、叔父と弟2人と行ったときにスカウトされて」

-何て声をかけられたんですか-
「そこが曖昧(あいまい)なんですけど、『写真を撮っていいですか?』みたいな感じでした。あまり最初はスカウトって言わないみたいで、『何だ?この怪しい人は?』って感じでした。(笑)それも最初は僕を女の子だと思っていたみたいで、男の子だとわかって驚いていましたけど、そのあとも何かよくわからないまま家族写真みたいな感じで写真を撮られて。そのあと叔父とその方が話していたんですけど、僕と弟たちは先に帰らせてもらったんです」

-叔父様が一緒にいなかったらどうしていたでしょうね-
「いやあ、もう全然。そのときですらひと言も会話を交わしてないので、一切無視していたと思います。(笑)」

-スカウトだと聞いたときにはどうでした?-
「何かよくわからなかったですね。『ふーん、そうか』ぐらいな感じだったと思います」

-まだ小学校6年生、芸能界には興味がなかった?-
「そうですね。あと自分自身がそんなにドラマとか映画を見るタイプではなかったですし、バラエティーでさえ見なかったので、そういうものに対してすごく疎かったんですよ。なので、さらに現実味のないものではありましたね」

-それが芸能界入りすることにしたのは?-
「スカウトされてから断っていたんですけど、『一度だけ舞台をしてみて』と言われてからですかね。きつかったんですけど、すごく達成感があって楽しかったんです。それからですね」

※高杉真宙 プロフィール
2009年、舞台「エブリ リトル シング’09」でデビュー。2012年、映画「カルテット!」で初主演、ドラマ「35歳の高校生」、映画「渇き。」、映画「トリガール!」、「ReLIFE リライフ」等に出演。映画「ぼんとリンちゃん」で「第36回 ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞受賞。映画「散歩する侵略者」で第9回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞、第72回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞するなど大ブレーク中。

◆菅田将暉、野村周平、山崎賢人…同世代の俳優が刺激に

中学校2年生のときに福岡から上京して事務所の寮に入居。本格的に仕事を始めるが、まだ一生の仕事にするという意識はなく「いつやめることになるのだろうか」とか、「高校、大学はどうしたら良いかな」とずっと考えていたという。

-俳優という仕事の転機になった作品は?-
「『ヨコハマ映画祭』で新人賞をいただいた映画『ぼんとリンちゃん』ですね。小林啓一監督と出会ったことが、すごく大きなことだと思います」

-昨年公開された主演作の『逆光の頃』も小林監督でした-
「そうなんですよ。監督が撮って下さる作品は自分にとって、すごく大きなものになっています。それは目に見えるものももちろんそうなんですが、目に見えない部分でもそうです。自分がこうやって演技が楽しいって思えるようになったきっかけでもありますし、改めて気づかされるものを下さるのが監督だなと思って…。これからも何度もご一緒させていただきたいですし、今後も絶対撮っていただきたいです」

-小林監督も『僕の真宙』と絶賛。「ほかの監督作品に出ている高杉さんは見たくない、嫉妬するから」と言ってました-
「いやいや。(笑)本当にうれしいです。そう言っていただけるのは。

自分も何を差し置いてもと言いますか、これから続くのも小林監督のおかげだと思っているので。もちろんこれまでお世話になった皆さんにもすごく感謝していますけど、なかでも小林監督と出会えたことは大きいですね」

-きょうの授賞式にはドラマ『35歳の高校生』で共演の菅田将暉さん(男優主演賞)もいました-
「さっきごあいさつさせていただきました。『35歳の高校生』のメンバーと会うと緊張するんですよね。すごい先輩ですし、あの頃、僕はまだ何か楽しいなと思い始めたぐらいだったのですが、みんな強い信念を持っていて、演技をすごく楽しそうにやっていたんです。カッコいいなと思いました。自分がこのままでここにいちゃダメだ。もっと演技をやりたいと強く思いました」

-菅田さん、野村周平さん、山崎賢人さん、松岡茉優さん、広瀬アリスさん、新川優愛さん…すごいメンバーでした-
「そうですよね。すごく刺激的な現場でした。このドラマをきっかけにセリフの意味を考えるようになり、もっと演技をやりたいと思うようになりました。だから、あのドラマはもうひとつの分岐点だと思っています。すごく刺激的で、いつかまたご一緒したいと思う人たちしかいない現場だったんです。

そのなかにいたということが、自分はうれしいことでもありますし、負けたくない気持ちもあります」

※映画『ぼんとリンちゃん』
ある地方都市に暮らす女子大生は、恋人からのDVに悩む親友を救うため、ゲームやアニメをこよなく愛する幼なじみのオタク・リンちゃん(高杉真宙)と上京。親友の家へと向かう。

※ドラマ『35歳の高校生』
米倉涼子演じる35歳にして高校に通う主人公・馬場亜矢子が、いじめや不登校、自殺、スクールカーストなどさまざまな問題を解決していく学園ドラマ。高杉さんはクラスの問題児でリーダー格の正光(菅田将暉)の取り巻きの1人で亜矢子を敵視する東蓮(あずまれん)を演じている。

(第72回毎日映画コンクール)

(第72回毎日映画コンクール)

◆高杉真宙が地球を侵略!?

-毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞受賞おめでとうございます-
「ありがとうございます」

-新人賞というのは一度しかもらえませんからね-
「そうですね。もう前に進むしかないんですよね」

-受賞対象作品は黒沢清監督の「散歩する侵略者」。難しい役どころでした-
「人間ではない、『宇宙からやって来た地球侵略者』なんて誰も会ったことがないですからね。(笑)どうやって演じたら良いのか悩みながらやっていましたけど、賞をいただけて、ちょっと安心できました」

-ミステリアスな雰囲気で良かったです-
「うれしいです。ありがとうございます」

-オープニングセレモニーはいかがでした?-
「緊張しました。カメラがいっぱいあるなあって(笑)」

-舞台あいさつのときもカメラがたくさんあるでしょう?-
「僕は小さい頃、舞台ばかりやらせていただいていたので、ドラマとか映画よりも人前に立つほうが、まだ安心できていたんです。カメラの前に立つほうが怖かったんですよね。レンズというものがすごく。普通はカメラを向けられることは、家族写真ぐらいしかないじゃないですか。怖いものだと理解していたので、こうやってカメラの前でたくさん聞かれることが増えてきたんだなあと思ったりして、不思議な感じがしました」

-慣れというのはどうですか。デビューされて7年になりますが-
「慣れるというものはないと思いますね。この仕事に関わらせていただいていて、今まで慣れて来たものというのはなかなかないですし、慣れると終わるんじゃないかという恐怖もあります」

-常に緊張感があるという感じですか?-
「そうですね。緊張感というものはずっと付いてまわるものなのかなと思って。

最初は緊張というのが自分のなかではどうしてもデメリットといいますか、演技をする上で邪魔をして、色々失敗することもあったと思うんですよ。それがどうしたら解決するんだろうって悩んでいて、今も悩んではいるんですけど。(笑)

昔、それを楽しむしかないと言われた記憶があって。『楽しむって何だろう』と思ったんですけど、今は少しずつ、そういうものがわかってきたんじゃないかなと思います」

※『散歩する侵略者』
数日間行方不明だった鳴海(長澤まさみ)の夫(松田龍平)が別人のようになって帰ってきた。同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する…。

高杉さんは事件の真相を追うジャーナリストの桜井(長谷川博己)が出会う地球侵略者・天野を演じている。

凛とした眼差しに強い決意がにじむ。授賞式に駆けつけた黒沢清監督も「美しさと男っぽさを同時に持っている俳優はなかなかいない。日本でいい映画に出て欲しいけど、もっと広く世界を目指してトニー・レオンとかそういう感じになっていくと思います」と大絶賛。次回後編では3月3日(土)に公開される映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の撮影秘話、プライベートを紹介。(津島令子)

© 2017「散歩する侵略者」製作委員会

映画「散歩する侵略者 」Blu-ray&DVD 3月7日発売
発売・販売元:ポニーキャニオン

LINE はてブ Pocket +1