2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、自宅を開放して地域の人たちのためにカフェを開設している岩瀬はるみさん。
もともとは自宅でケーキ教室を開いていたが、生徒たちと楽しい時間を過ごすうちに「もっと地域の人が集まる場を作りたい」と思い、“きままなスイーツカフェ”をオープンした。
カフェには、育児の息抜きや介護生活の悩みなど、岩瀬さんと話すだけで安心するという人々が訪れ、美味しいスイーツとお茶でホッとひと息ついている。
「最初はケーキ教室の生徒さんやPTAのお友達、ママ友とかがいらしていたんですけど、自分を含めて介護世代になったので、溜まったものとか愚痴みたいなものをここで聞きましょうみたいな。介護のことって意外と人には言えないんですよ」(岩瀬さん)
訪れる人が子育て世代から介護世代に移り変わるとともに、介護家族への支援の必要性を感じた岩瀬さんは、ケアする人たちが集う“ケアラーズカフェ”を開設。
その後認知症が社会問題になると、区民センター内の談話室で“認知症カフェ”もスタートさせ、認知症に関心のある人や専門職の人も一緒に話しができる機会を作っている。
あらゆる世代が自由に交流できる“心のオアシス”を提供する岩瀬さん。そんな彼女が未来に叶えたい夢は?
「認知症になっても安心して暮らせる地域にしたい。いろんな世代の人が自由に普通に話したり、交流できるカフェになるといいなと思っています」(岩瀬さん)
なお、次回9月10日(土)の放送の『しあわせのたね。』では、石垣島でエコツアーガイドをしている夫婦を特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)