テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまなSDGsの課題に取り組み、暮らしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を踏み出した人たちを紹介している。
今回取り上げるのは、子どもの自主性を高める保育園を運営している「ひより保育園」の園長・白水純平さん。
白水さん:「これから子どもたちと一緒にお昼ごはんを作ります。みんなでおいしいごはんを作るぞ~」
園児:「おー!」

包丁などの調理器具を使い、給食づくりに励む子どもたち。
白水さんの保育園では、食育の一環として包丁の使い方を学ぶだけでなく、園内の畑で米や野菜などを栽培。さらに、調理後の野菜くずや食べ残しをたい肥として活用するなど、“食の循環”を園児自らがまるごと体験できる。
白水さんがこの保育園を作ろうと思ったきっかけは、前職での経験だった。
保育園づくりに関わる前、10代から30代向けのキャリア教育や企業研修の仕事に携わっていた白水さん。その現場で多くの若者たちが抱えていたのが、「学生時代と社会に出てからでは、評価される基準が違いすぎる」「失敗が怖くて新しい一歩を踏み出せない」という深い悩みだったという。
そんな悩みに向き合うなかで、白水さんは子ども時代に「試行錯誤を重ねる経験」こそが社会を生き抜く力になるのではないか、と思い至った。
白水さん:「子どもたちが自分で熱中できる、好奇心が湧くような経験を自分で選択できる場所があれば、大人になってから自分が納得できる人生を進めるのではないか。そんな思いで保育園を仲間と一緒に作りました」
「子どもの『やりたい』という気持ちやワクワクする好奇心に、大人が天井をつくらないことが重要」という白水さん。食育を通して自ら考え行動できる力を育む彼が、未来に叶えたい夢は?
白水さん:「子どもたち同士や大人も学べる環境として、今後も地域や学校内外の人たちと一緒に学びを自らつかみ取る経験ができる学校にしたいと思っています」
なお、次回10月31日(土)の『しあわせのたね。』では、生産者の後継者不足により衰退傾向にある海苔の生産現場を守る取り組みが紹介される。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜 午前9:55、テレビ朝日(※一部地域を除く)