テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

宮川一朗太、離婚から約20年…末期がんの元妻を看取り“1日だけの同居” 死後に見つけた未送信のLINE

5月13日(火)に放送された『徹子の部屋』に俳優の宮川一朗太が出演。プライベートで経験した家族の絆と別れについて語った。

俳優生活40年以上を誇る宮川だが、その私生活は波瀾万丈。30代で離婚を経験し、以降は男手一つで2人の娘を育て上げた。

「ちょうど娘が中学生ぐらいのときに離婚したものですから、彼女たちが高校生、大学生ぐらいの間は、私がずっと一人で育ててきました」と振り返る。娘から「20歳になるまで離婚のことは公表しないで」と頼まれていたため、長らく周囲には事情を明かせなかったという。

「誰にも言えないということは誰にも手伝っていただけないということなので、ひとりで買い物をして荷物を持ってスーパーから帰りますと、近所の方から『優しい旦那さんですね』って言われて。“頑張ってます”みたいな感じでやっていました」と当時の心境を語った。

そんな娘たちも成長し、2年前には次女が結婚。初孫が誕生し、宮川は“おじいちゃん”になった。長女と母親の3人で暮らしながら、孫の成長を楽しみにしているという。

そして2年前には、もうひとつの大きな出来事が。元妻を自宅に迎えて、娘と看取った出来事を宮川は明かした。

離婚後、南の地方に移住した元妻は、7〜8年前にがんを患った。一度は手術で摘出されたものの、2年後に転移が見つかり「ステージIV」と診断されたという。

地元の病院での治療が難しくなり、東京への転院が決定。闘病生活が続くなか、「病院は嫌だ」という元妻の希望を受け、宮川の自宅で最期を迎えることになった。

別れた元妻を自宅に迎え入れることには「いろいろな葛藤があった」と語るが、「私がお世話するから、パパは時々面倒見てくれればいい」という長女の言葉に背中を押されたという。

酸素吸入器や車椅子、簡易ベッドなどの手配も長女が行い、いよいよ元妻が自宅にやって来ることに。「これから不思議な生活が始まるのかな」と思った矢先――元妻はその翌日に息を引き取った。

「僕と長女で最期を看取ることになりました。『病院は嫌だ』と言っていたから、ベッドから見える景色を見て、きっと『病院じゃない』って思ったんじゃないでしょうか。普通の家の屋根なので、そこでホッとしたのかな」

さらに、元妻の死後に“あるメッセージ”が見つかった。

「最期のほうはかなり意識も混濁していたものですから、僕が帰ってもとくに連絡もないんです。きっと僕が来たことも分からなかったのかなと話していたんですが、旅立たれた後に娘が遺品の整理をしていたら彼女の携帯を見つけて、僕へ『お見舞いに来てくれてありがとう』って書いたLINEが残ってたんです。それは送信しないまま残ってたんです」

そのメッセージを見た瞬間、「いろいろこみ上げてくるものがありました」という宮川。「出会って、結婚して、別れて、いろんなことがありましたけど、2人の娘と会わせてくれたのは間違いなく彼女ですから、今は本当に感謝しかありません」と元妻への思いを静かに語っていた。

そのほか番組では、娘の夫とはじめた“新たな挑戦”についても語っている。来年還暦を迎える宮川がこれから叶えたい夢とは?

『徹子の部屋』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)

動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では過去回も含めて配信中!

番組情報:『徹子の部屋
毎週月曜~金曜 午後1:00~午後1:30、テレビ朝日系列

はてブ
LINE

トピックスTOPICS

おすすめ記事RECOMMEND