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高井秀次(藤竜也)の強引すぎる帰還作戦、決行!【やすらぎの郷・第8週おさらい】

「倉本聰がシニア世代に贈る大人のための帯ドラマ」として4月から放送を開始し、シニア世代のみならず大きな注目を集めている石坂浩二主演の平日昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。

5月22日から26日に放送された第36話~40話(第8週)では、高井秀次(藤竜也)の失踪騒動に一応の決着が見られ、その後ひょんなことから菊村栄(石坂浩二)たちは“死”について考えることとなった。

そんな第8週のストーリーを、まとめておさらいしていこう。(写真はすべて©テレビ朝日/無断転載禁止です)

 

◆九条摂子(八千草薫)考案の“奇策”とは…?

テレビに功績のあった者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」。

入居してすぐに“ぎっくり腰”で動けなくなってしまった、任侠スターでいまだにモテモテの高井秀次(藤竜也)の住むヴィラには、女たちがつきまといのように介護に訪れていた。それを嫌って秀次が部屋から姿を消してもう数日が経つ。

もはや警察の介入も時間の問題という状況のなか、自室に秀次をかくまっている脚本家の菊村栄(石坂浩二)は、一刻も早く打開策を見出そうと、この“かくまい”に入居者で唯一気づいているという“姫”こと九条摂子(八千草薫)のヴィラを訪ねた

するとそこには、すべてお見通しという三井路子(五月みどり)の姿も…。姫と路子は、誰も傷つけない解決策として、栄などには到底思いもつかないような驚きの方法を授ける。

その方法はずばり、「なんだ、いたじゃん!」というもの。

つまり、みんなが勝手に失踪したと思っていただけで、実はずっと自分のヴィラの中に秀次はいたということにしようと提案したのである。

無邪気に、決め台詞のように「なんだ、いたじゃん!」と説明してくる姫…。栄はその強引さに戸惑いながらも、施設の男性職員たちと一緒にこの帰還作戦を実行することになる

深夜、動けない秀次を起こし、謝りながらも文字通り強引に作戦を実行する栄と職員たち。

秀次は、少し動くたびに腰の激痛に耐えるためのうめき声を出し、栄はその声が入居者たちに聞かれぬよう秀次の口を手でふさぐ。そうしてなんとか、姫たちの思惑通り(?)、誰も傷つけることなくこの“失踪騒動”は一応の決着を見ることとなった。

しかし、事態を知った名倉理事長(名高達男)が行った「電気系統のトラブルが…」などという失踪に関する突飛な説明に納得がいく者はひとりもおらず、栄はいぶかるマロ(ミッキー・カーチス)と大納言(山本圭)を前にして、とうとうすべてを打ち明けてしまう

事情を知ったマロと大納言は、無理やり移動させられ、手で口までふさがれ、秀次がさぞかし落ち込んでいるだろうと慮る。そんなふたりに促され、栄が様子を見るために秀次のヴィラを重い足取りで訪ねると…

秀次は、栄が土下座の態勢で謝罪をするも、無視をするかのように数十分も一言も発せず、ひたすら天井の一点を見つめるばかり。この態度にだんだんと腹が立ってきた栄はやむなく退散しかけるが、そのときになってようやく秀次が重い口を開く。

秀次は、じっと見つめていた天井のその裏に「何かがある」と言うのだ。

秀次の言葉に従い、天井の裏を探してみると、驚いたことに秀次の前にその部屋に入居していた時代劇スターの遺言と日本刀が出てきた…

そして、過去に時代劇に多く出演してきた“大納言”こと岩倉正臣(山本圭)が鑑定してみると、その日本刀は曰くつきの名刀「村正」である可能性が出てきた。

また、一緒に見つかった遺言には前入居者のふたりの婚外子の存在が書かれており、名倉修平と名倉みどり(草刈民代)は遺産相続のやり直しを余儀なくされることになる。

そんな話を耳にした栄とマロは、遺産相続について考える。誰に、何を遺すか…。しかし、栄もマロも、遺産相続についてあまりにも無知。そこで、意外にも遺残相続について詳しい大納言からふたりは教えを受ける。

が、そこでマロが指3本で明かした彼の遺産の額は……3千万円でも3億円でもなく、30万円。大納言は、お前には関係のない話だとばかりに呆れかえる。

そんなマロはさておき、遺産相続に関する自身の無知が不安になった栄は、詳しい相談をするために「やすらぎの郷」のコンシェルジュである松岡伸子(常盤貴子)のデスクを訪ねる。

さらに、夜にはバー・カサブランカで、マロと大納言と一緒に相続税額について簡易的に計算。

伸子からは相続権を持つ親族、相続の対象になる財産などについて聞き、さらには相続税の驚くべき“金額感”がわかった栄は、今さらながら“遺す”ことの難しさ、そして死ぬことの大変さについて考えさせられ、最後には税金の無駄遣いへの憤りもおぼえるのだった

◇◇◇

高井秀次の一連の騒動に“一旦の”解決が見られた今週。姫が思いついた強引な帰還作戦の実行シーンは、ユーモアにもあふれている『やすらぎの郷』の中でも屈指の爆笑シーンといえるだろう

そして第40話では、1話を通してじっくりと遺産相続についての説明がなされた。はたして、“死”について深く考えることになったこの展開は、今後のストーリーにどのように繋がっていくのか…?

第9週も見逃せない!

※ドラマ『やすらぎの郷』は、こちらにて無料の見逃し配信も展開中

※これまでのおさらい
第1週(第1話~5話)までの「おさらい
第2週(第6話~10話)までの「おさらい
第3週(第11話~15話)までの「おさらい
第4週(第16話~20話)までの「おさらい
第5週(第21話~25話)までの「おさらい
第6週(第26話~30話)までの「おさらい
第7週(第31話~35話)までの「おさらい

 

◆第41話あらすじ

遺産相続の煩雑さを知り「死」を身近に考えざるを得なくなった菊村栄(石坂浩二)は、真野六郎(マロ/ミッキー・カーチス)や岩倉正臣(大納言/山本圭)だけでなく白川冴子(お嬢/浅丘ルリ子)や水谷マヤ(加賀まりこ)にも、どう考えているのか話を聞いてみる。

豪胆なマヤは自分が死んだ後のことなど知らないと、栄の憂を一笑に付す。また、マヤと概ね同意見というお嬢は、相続問題を起こさないための浪費計画を打ち明ける。

※番組情報 帯ドラマ劇場『やすらぎの郷
毎週月~金・午後0:30~午後0:50、テレビ朝日系24局
<再放送:【BS朝日】毎週月~金 午前7:40~午前8:00>

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