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厳しい戦いでもエースは「大きな成果」 トヨタ、ラリー・メキシコでの戦い【世界ラリー・WRC】

3月19日深夜に放送されたテレビ朝日のスポーツ情報番組『Get Sports』(毎週日曜日0時45分~、一部地域を除く)で、トヨタのWRC(FIA世界ラリー選手権)挑戦の第3戦となる「ラリー・メキシコ」での戦いの模様が放送された。

©テレビ朝日

開幕戦のラリー・モンテカルロで2位、第2戦のラリー・スウェーデンでいきなり18年ぶりの優勝と、周囲の予想を超える躍進を見せているトヨタ。番組では、第3戦となるラリー・メキシコはシーズン初のグラベル(未舗装路)ラリーであり、標高が高く、エンジンにとってもっとも厳しいラリーであることなど、決して楽な戦いでないことが紹介されていった。

 

大会初日、首都メキシコシティに作られた特設コースには、多くの観客が集まった。

©テレビ朝日

この会場となったソカロ広場は、映画『007 スペクター』(2015年公開)のオープニングに登場したロケ地でもある。ここに特設されたSS1を制したのは、トヨタのユホ・ハンニネン。遅咲きのベテランが大会初日の華を飾った。

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大会2日目は、最長55キロを超えるグラベル(未舗装路)があるラリー。会場となるのは、2000m級の山々が続くグアナフアト山脈だ。長いコースにも関わらず、テレビ画面を見る限り本当に多くの人が観戦に来ていて、世界ラリー(WRC)の人気の高さを改めて感じさせた。

©テレビ朝日

また、メキシコにはトヨタのトラック生産工場があり、さらにアメリカのトランプ大統領が文句を言ったことでも有名になった新工場設立の話もあり、メキシコでのトヨタチームの人気は高い。

しかし、トヨタにとっては厳しい洗礼が待っていた。

じつはエンジンの冷却がうまく機能せず、エースのヤリ‐マティ・ラトバラは、オーバーヒートからエンジンを守るためにあえて遅く走る必要に迫られた。また、ハンニネンもブレーキに問題を抱えていた。

ここで紹介されたのが、世界ラリー(WRC)で許された、たった45分間のサービス時間について。この短い時間で、壊れたマシンの修復や今回のようなトラブルを抱えた箇所の改善など、プロフェッショナルなメカニックたちの仕事ぶりがいかんなく発揮されていた。

©テレビ朝日

大会3日目、オーバーヒート問題は解消されたが、マシンが壊れないようあえてパワーダウンさせて走らせるなど、苦しいラリーとなった。そして最終日を向かえ、トヨタが最善を尽くす姿を紹介。まさにチーム一丸となって世界ラリーを戦っており、非常に厳しいラリーを6位と7位で終えた。

ただし、じつは2台同時に入賞したのはシーズン初だ。

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よく、宇宙開発におけるロケット開発現場などでは「失敗こそ大切だ」と言われている。失敗があるからこそ、次に何をすべきで、成功のために必要なものが見えてくるのだと。

今回のラリー・メキシコは、トヨタチームにとって大きな成果のあるラリーであったことをエースのラトバラが解説していた。「今回のラリーでは、マシンに関しても、自分のドライビングスタイルに関しても、多くのことを学ぶことができました。その学びを得たうえでチャンピオンシップ2位に留まっていることは、大きな成果だといえるでしょう」と。

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第4戦は、ラリー・フランス(4月7~9日開催)。果たしてトヨタはどんな戦いを見せてくれるのか。『Get Sports』(毎週日曜日0時45分~、一部地域を除く)では、次戦もトヨタに密着してラリーの魅力を伝える予定だ。

<文/田口浩次(モータージャーナリスト)>

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