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高井秀次(藤竜也)、華麗なる登場!でも本当の登場は…?【『やすらぎの郷』第6週おさらい】

「倉本聰がシニア世代に贈る大人のための帯ドラマ」として4月から放送を開始し、シニア世代のみならず大きな注目を集めている石坂浩二主演の平日昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。

5月8日から12日に放送された第26話~30話(第6週)では、男女問わず魅了する任侠スター・高井秀次(藤竜也)がテレビ人専用の老人ホーム「やすらぎの郷」に入居したことで、施設内に大きな騒動が巻き起こった。

そんな第6週のストーリーを、まとめておさらいしていこう。(写真はすべて©テレビ朝日/無断転載禁止です)

 

◆高井秀次、あまりにもかっこいい「華麗なる」登場!

テレビに功績のあった者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」。

遂に、高井秀次(藤竜也)が入居する日がやってきた

“秀さん”こと高井秀次は、任侠映画などで活躍し、その演技や雰囲気、立ち居振る舞いで女性のみならず多くの男性をも魅了してきた大スター。さらに、美大を卒業していることから絵の実力も相当なもので、数々の女優をヌードモデルに絵を描いてきたとされている。

そして、その女優たちの中には、脚本家・菊村栄(石坂浩二)の亡き妻である律子(風吹ジュン)もいたという噂も…。

過去に秀次と関係のあった「やすらぎの郷」の入居者の女優陣はもちろん、前科者たちで構成されている施設の男性従業員たちまで我先に秀次に会おうと色めき立つなか、妻・律子の“モデル”の噂を聞いた栄も落ち着かずにいた…。

しかし秀次は、予定の時刻になっても現れなかった。派手な迎えが苦手な秀次のことだから、結局入居を嫌がったのではないか…? 皆がそう推測するなか、日没後の海が茜色に染まる頃、栄と“大納言”こと岩倉正臣(山本圭)の2人は、現れなかった秀次の話をしながらぼんやりと海辺で釣り糸を垂らしていた。

秀次と栄の亡き妻との古い噂話に、栄が心を痛めているのではないかと案じる大納言。栄は平静を装うが、内心はやはり穏やかではない

そのとき、栄の釣り糸に動きが! しかし、栄の目は違うものを捉えていた。遠方に見える、一隻の小さなボート…。どんどんと近づいてくるそのボートに乗っていたのは、なんと高井秀次その人だった!

予定時刻でもなく、玄関からでもなく、海から颯爽と現れたのだ。この、あまりにも秀次らしい“華麗なる登場”に、「やすらぎの郷」は一気に沸き返る……が、逆に「あまりにも格好つけすぎでは?」と少し呆れるような気配があるのが否めないのも事実。

ただ、とにもかくにも、入居者も従業員も含めて、施設内の女性たちは皆この“入居騒動”に大きく色めき立ったのだった。栄は、「秀さんのフェロモン」のなせる技だと感心する。

 

◆高井秀次、あまりにもかっこ悪い登場?!

その日の晩、栄は思いがけず、秀次の来訪を受けた!

亡き妻・律子(風吹ジュン)の位牌に手を合わせたいという秀次。栄は戸惑いながらも部屋に招き入れるが、秀次はたまたま位牌の近くに置いてあった律子の昔の水着写真をいつまでもじっと見つめ、そのまま全然喋らない…。本当に、全然喋らない…。

だから栄は、沈黙を埋めようと必死に喋ってみるが、返事もせず自分の妻の写真を意味ありげに見つめる秀次の姿に触れ、次第に冷静さを失っていく。施設内にいる秀次の“元カノ”たちのことを話したり、言わなくてもいいようなことまで喋ったり…。

栄がそんな自分に嫌気が差していると、秀次は突然話し出し、「位牌をハダカで置いてはいけない」と発し、自分が位牌入れを用意すると言ったのだ…。そんな秀次を見て、栄はやはり、過去に秀次と妻・律子のあいだに何かあったのではないかと疑いをもつ

翌日、この秀次との2人きりの時間に疲れてすっかり寝坊した栄。彼は、昨晩の経緯を“お嬢”こと白川冴子(浅丘ルリ子)と水谷マヤ(加賀まりこ)に説明する。そしてついでに、秀次と律子の関係についても2人に聞いてみた。

しかしお嬢とマヤは、はぐらかしつつ否定するも、結局は「何も知らない」の一点張り。そのうえ、不自然に2人で目を合わせる行動もとる…。この態度に栄の猜疑心はますます強くなってしまい、どうしても律子と秀次の関係をはっきりさせたいと思った彼は、かつて秀次と同棲していた律子の親友、井深凉子(野際陽子)に当時の話を聞きにいくことにした

既に、律子は亡くなっている…。栄は、バカでみっともないことと承知しつつ凉子に話を聞くが、そこで彼女から明かされたのは、栄の知らない事実だった。

かつて、律子が自殺未遂をしたことがあった。栄が若い女優とスキャンダル事件を起こし、これをきっかけに死のうとしたのだ。

しかし、事実は違う。確かにその件に傷ついた律子であったが、彼女はその当時秀次から熱心に口説かれており、結局深い仲になるのは断ったものの、その口説かれる過程のなかで秀次の同棲相手で律子にとっては親友だった凉子と鉢合わせてしまったのだ…。このことが、彼女を落ち込ませ、自殺未遂までさせてしまう原因だった…。

凉子はこれらの話をすべて真摯に打ち明けたうえで、栄のことを励ます。

そんななか、秀次の体調に異変が発生した!

まだ施設内のほとんどの人が秀次と会ってすらいない状況でのこのニュース。「秀次が死んでしまうのでは…?!」という緊張が施設内を走る。

しかし、秀次は重い病気などではなく、トレーニングの最中に“ぎっくり腰”になっただけだった…。

心配した皆が集まるなか、車椅子に乗り背中を丸めて出てきた秀次…。入居のときの登場はあれだけ颯爽としていたのに、いざ皆の前に現れた“本当の登場”での彼の姿は…あまりにもかっこ悪い

この姿に、秀次に対して複雑な気持ちを抱いていた栄は、「溜飲が下がった」という思いをもつのだった。

◇◇◇

第6週はこのように、“高井秀次の週”だった。あまりにもかっこいい登場と、あまりにもかっこ悪い登場。この2つの対比に笑った人もいれば、石坂浩二演じる菊村栄と同じく溜飲が下がったという人もいるだろう。

しかしながら、まだまだ“モテモテ”の秀次。これからどんな風に「やすらぎの郷」をかき乱していくのか? 第7週も見逃せない!

※ドラマ『やすらぎの郷』は、こちらにて無料の見逃し配信も展開中

※これまでのおさらい
第1週(第1話~5話)までの「おさらい
第2週(第6話~10話)までの「おさらい
第3週(第11話~15話)までの「おさらい
第4週(第16話~20話)までの「おさらい
第5週(第21話~25話)までの「おさらい

 

◆第31話あらすじ

入居早々ぎっくり腰を発症した高井秀次(藤竜也)の病状は絶対安静を要した。しかし、秀次のヴィラには自分が看病するという女たちが殺到。秀次は心身ともに休まる暇がない。

また、何人もの入居者が見舞いの花を業者に直接発注してしまったため、秀次の入居情報が外部に漏えい。名倉みどり(草刈民代)と修平(名高達男)は対応に追われる。

そんな中、秀次がこつぜんと姿を消す…!?

※番組情報 帯ドラマ劇場『やすらぎの郷
毎週月~金・午後0:30~午後0:50、テレビ朝日系24局
<再放送:【BS朝日】毎週月~金 午前7:40~午前8:00>

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