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『刑事7人』のルーキー白洲迅、東山紀之&北大路欣也から気づかされたこと

警視庁内刑事総務課を舞台に、東山紀之演じる主人公・天樹悠が刑事資料係と兼任して「専従捜査班」として事件解決に挑む『刑事7人』

第4シリーズとなる今回、新しく刑事資料係に配属されたのが、新人の野々村拓海だ。フレッシュな若手として、これまで築き上げられた『刑事7人』のチームにどのような新風を吹き込むのか。野々村を演じる俳優・白洲迅に、専従捜査班に加わった新人としての思いを聞いた。

©テレビ朝日

 

◆刑事でも役者でも「新人」としての参加

――『刑事7人』のメンバーに入ってみていかがですか?

「最初はやっぱり恐れ多いというか、ドキドキしました。人気シリーズとして出来上がっている空気感もありますし。錚々たるメンバーのなかに“こんな若者が入っていいのか”っていう思いもすごくありました」

――実際に撮影が始まってからはいかがですか?

「それが、すごく居心地がいいんです。僕は年齢的にも、“いじられキャラ”になっています。大体、いじってくるのは東山さん。芝居をしていてカットがかかる直前とか直後に、ちょっとおふざけになられる。毎回っていうぐらい、結構な頻度で(笑)。それでもう、みんな現場が笑っちゃうんですよね。扱っている事件やテーマは結構重かったりするんですけど、実際の現場はすごく明るく楽しい。ほんとに、和気あいあいといった雰囲気ですね」

 

◆“野々村拓海”として得たもの

――この現場で得たものはありますか?

「刑事ものをやることになって、オフの時間にも、実際に起きているリアルな事件や、日常に対する見方がちょっと変わってきました。

撮影中にも、リアルに起きている事件に対して、北大路さんや東山さんの意見など聞く機会があったりして。それが芝居にもつながっているのを見て、“こういう角度でものを見て、演じるんだ”って気づかされることもある。そういう経験が出来ていることもすごく良かったなと思っています」

――拓海を演じていて目指すところは?

「僕のなかでは、『刑事7人』は、刑事ドラマのなかでもかっこよさを押し出した作品だと感じていて。拓海はまだ本当の意味で、刑事にはなっていないんですね。あくまでも資料係。今後は、刑事として新しいかっこいい拓海になれたらいいなと思っています。

今回のシリーズでも、後半にかけてそういうところも描かれてはいますが、さらに成長していく姿を見せていきたい。実際、拓海は確実に成長していると思うんです。意外と事件のカギへの気づきがある。ちゃんと推理しているし、意外とできる男じゃんって(笑)。

さらにその人間味みたいなものを、ちゃんと役者として見せていけたらもっと面白いキャラクターになるんじゃないかな」

 

◆役者・白洲迅のこれから

――役者として憧れの存在はいますか?

「“この人に憧れる”っていうのは、あんまりないです。究極に難しいことだとは思うんですけど、“唯一性”を自分のものにしたい。自分だけの色を探していきたいなって感じているんです。まだそのレベルではないかもしれないけど、目指すところは高くていいのかなと思って日々やっています。今はまだ“これだ”っていうのがないけど、逆に、これっていうのを定めなくてもいいのかなとも思う。定めてしまうと、幅が狭まってしまうかもしれないし。難しいですね」

――やりたい役はありますか?

「最近ずっと言ってるんですけど、ストレートに、キラキラかっこいい役をやりたいです(笑)。しっかりとかっこつけられるような。そこも大事だなって思うようになって。東山さんを見てると、すごく感じますね。東山さんって、お会いする前はすごくクールなイメージが強かったんですけど、実際は面白い方で。かなりイメージと違ったんですけど、逆にすごく安心しました。でもやっぱり、役の上では本当にかっこよくきまる」

――役者として伸ばしたい部分はありますか?

「その役に染まるっていうのは割と得意で、自分の武器になる部分ではあると思います。そのなかで、何かひとつ引っ掛かりを持たせるようになりたい。“あの役をやってたの白洲くんなんだ”“この役もそうだったんだ”、っていう、僕自身を気づかせない役作り、というのはある程度出来ている気がするんです。そのうえで“僕自身の魅力”っていうものを見せていかなきゃいけないのかな、って感じてますね。それが、目標としている“唯一性”にもつながっているんじゃないかと思うんです。

台本から読み取る部分は、役者によって違う。その色の付け方や出し方みたいなものが、僕の唯一性になっていけたらいいのかな。一生悩むだろうけど、そこが面白いとも思う」

 

◆プライベートでも二刀流を目指す!?

――役者以外で何か興味あるものは?

「探してるんですよ。現代って、役者の仕事に限らず、何足もわらじを履く時代だと思うんです。作品のなかでも二刀流って言われてますけど(笑)。

ビジネス書を読んだりして、いろいろなタイプの仕事をかけもつことも考えたりします。役者の仕事に関しては特に、いろいろなつながりが、ひろがりを持たせる。歌も歌う役者さんもいらっしゃいますけど、そういうのもすべて役者の仕事に活きますよね。いろいろやってると、多角的で柔軟なものの考え方が出来るのかな。余裕も出てくるし。今のところは役者一本ですけど、多彩な人には憧れますね」

――身体づくりなどもしていますか?

「ジムに行ったりはしてますけど、それは仕事のためというよりは“ラーメンを食べるため”(笑)。ラーメンを食べて太らないために。というか、気持ちよくラーメンを食べるためにトレーニングをしています。

最近は、自分でもちょっとラーメンを作ってみたいな、という気持ちが芽生えてきちゃいました(笑)。べつに料理が好きっていうわけじゃないんですけど、ラーメンのために勉強しようかなと。出汁のとり方とか。でも、出汁って突き詰めようと思ったら無限にある。極めようとしたら仕事にならないかもしれませんね(笑)。

将来は役者とラーメン屋との二刀流っていう可能性もありますよ。でも、まずは役者をつきつめる。そこでプロフェッショナルなところまでいけば、他のジャンルのプロフェッショナルと出会える機会も増えると思うんです。そういうのが大事なのかなって、最近は思ってますね」

※番組情報:『刑事7人』最終話
2018年9月12日(水)午後9:00~午後10:09、テレビ朝日系24局

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