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宇賀なつみアナ、「美味しい!」と感嘆の声!歌舞伎スターも愛する一子相伝の和菓子

いま知っておきたい話題や気になるニュースをお届けする朝の情報番組『モーニングショー』では、月~金の日替わりコーナーが放送されています。

水曜日は、宇賀なつみアナウンサーが、伝統守り、次の世代へ引き継ぐべく奮闘する輝く女性から人生を素敵に過ごす秘訣などに密着する名物コーナー「継ぐ女神」をお届け。

7月18日(水)の放送では、長野・飯田市で200年続く老舗和菓子店「和泉庄」7代目女将、加藤ゑみ(かとう・えみ)さんに、宇賀アナが迫りました。

「名代大きんつば」1個170円(税込み 単品での販売は長野本店の店頭のみ)

◆東京・銀座「歌舞伎座」の定番みやげとしても人気の“きんつば”

和泉庄の名物が、200年間変わらぬ製法で生み出されているという一子相伝の「きんつば」。しかし、ただのきんつばではありません。270km離れた東京・銀座にある「歌舞伎座」の名物として、歌舞伎スターたちからも愛されてきた逸品なのです。歌舞伎座の建て替えを機に、地下のみやげ物売り場に直営店舗を構えるようになり、今では“歌舞伎座みやげの定番”として人気を博しているといいます。

◆先代店主から譲り受けた「謎の仏像」の鑑定結果は?

 

宇賀アナは、ゑみさんの自宅に案内していただきました。そこには様々な美術品が飾られていますが、これはゑみさんの夫で7代目店主の庄司さん(64)のコレクションなんだとか。ゑみさんからは「ガラクタ」と言われてしまっているコレクション品ですが、庄司さんは今回の取材を「汚名返上の機会」にしようと心待ちにしていたそうです。

自分の集めた品が「価値あるもの」だということを証明するべく、庄司さんが出してきたのは「父から譲り受けた」という謎の仏像。プロ鑑定士に見ていただいたところ、長崎の平和祈念像を手がけた高名な彫刻家「北村西望」の作であることが分かりました。鑑定額は「10万円」で、これにはゑみさんもビックリです。

著名作家の作品にしてはややお安い気もしますが、それは「鋳型(いがた)で大量に作られたもの」だからなんだとか。しかし、銀で作られていることから10万円の値が付きました。正式に価値が分かったことで、ゑみさんも「玄関に飾らせてもらいます」とおっしゃり、庄司さんも満足げな表情を浮かべておられました。

◆絶品きんつばを生み出す「一子相伝の職人技」

 

宇賀アナは、絶品のきんつばが生み出される、和泉庄の作業場へ特別に入れていただきました。

最大のこだわりを持って作られているのは、きんつばの味の命である「餡子(あんこ)」です。まずは水だけを使い、ゆっくりと半日かけて小豆(あずき)を炊いていきます。その後、「必要最低限の砂糖」と「少量の塩」を加えるのですが、それは「甘い味を付けるため」ではなく、「小豆の持つ甘さを引き出していくため」のものなんだそうです。「余計なことは一切せず、小豆の旨味を最大限に引き出す」というのが、親から子へと200年間受け継がれてきた一子相伝の技なんだとか。

そうやって完成させた極上の餡子を、水で溶いた小麦粉をまとわせてから、180℃に熱した鉄板で焼いていきます。素人目には簡単そうに見えますが、ここにも熟練の職人技がしっかり活かされていました。なんと庄司さんは、「焼けていく音で、餡子の中の水分量までわかる」のだそうです。宇賀アナも“焼き”の作業にチャレンジさせていただきましたが、餡子が皮からはみ出したりして、全然思ったようにはできませんでした。

余計な餡子の水分を飛ばしつつ、味のアクセントとなる「適度な焦げ目」を表面につけたら、伝統のきんつばの完成です。庄司さんの作ったものは皮に餡子がきれいに包まれており、小豆の風味がまったく外にもれていません。いただいた宇賀アナも「美味しい!」と感嘆の声をあげていました。

◆歌舞伎座との出会いを生んだ、加藤ゑみさんの「夫への提案」とは

「いろはきんつば」1個260円(税込み 単品での販売は歌舞伎座店のみ)

ゑみさんが200年続く老舗和菓子店に嫁いできたのは25歳の時だったそうです。義理の母・千浪(ちなみ)さんによる“女将教育”はとても厳しく、食事の味付けから接客に至るまで細かなダメ出しが続いたといいます。その後、千浪さんが脳梗塞で倒れたことで介護の日々も始まり、ゑみさんによれば「お嫁に来てから気の休まる暇はなかった」そうです。

女将業を継いだゑみさんを、今度は「経営の苦労」が襲いました。設備投資などの借金は「5000万円」ほどにも膨らんでおり、お店は廃業寸前まで追い詰められていたのです。しかし、ゑみさんはくじけることなく、起死回生に向けた提案を夫にしたといいます。それは「店は自分が守るから、あなたは全国をまわってきんつばを売ってきて」というものでした。

「うちのきんつばは本当に美味しいと思うが、実際に食べてもらわなければ、その美味しさは伝わらない」と、ゑみさんに説かれた庄司さんは、妻の想いを背負って日本中のデパートを巡ったそうです。すると、奇跡的な出会いがありました。評判を聞きつけ、わざわざデパートまでやって来た歌舞伎座の関係者が味を認めてくれたのです。それを機に年に数回、歌舞伎座内できんつばを焼くようになり、これが歌舞伎ファンの間で人気を呼びました。そして2013年の歌舞伎座リニューアルの際、ついに“常設店”を構えることができたのです。

「今の盛況があるのは、妻があの時、自分の背中を押してくれたから」と庄司さんは考えており、ゑみさんに深く感謝しているといいます。「あなたのおかげ」と言われたゑみさんは、心からの笑みを浮かべておられました。

◆どんな困難でも、逃げれば終わり。何もしないで負けるくらいなら、立ち向かわなくては!

 

今回、ゑみさんへの取材を通して宇賀アナの心に残った「女神の一言」は、「どんな困難でも、逃げれば終わり。何もしないで負けるくらいなら、立ち向かわなくては!」です。

「厳しい女将修業」に「仕事と並行しながらの介護生活」、そして「多額の借金」と、結婚以来、苦難の連続だったゑみさん。しかし、心が折れそうになっても、先の見通しが立たなくなっても、そこから逃げようとはしませんでした。「何もしないで負けるより、立ち向かった方が絶対いい!」。そう信じて、あきらめなかったからこそ、歌舞伎座との出会いが生まれ、起死回生が果たせたのです。

※和泉庄(いずしょう)
住所/長野県飯田市銀座2丁目11
TEL/0265-22-0253
営業時間/9:00~18:00(日・祝のみ9:00~17:00)
定休日/水曜
◆歌舞伎座店
住所/東京都中央区銀座4-12-15歌舞伎座 B2F お土産処かおみせ
営業時間/9:30~18:30
◆詳細は店舗まで直接お問い合わせください。

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