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『特捜9』吹越満&田口浩正コンビの“アドリブ”に新人・山田裕貴が切り込む!【前編】

4月クール連続ドラマの視聴率で首位を獲得するなど、好調を続ける井ノ原快彦主演のドラマ『特捜9』(とくそう・ないん)。

パワーアップし続ける同作の特捜班に加わった新メンバーのひとりが、映画やドラマで引っ張りだこの若手俳優・山田裕貴が演じる刑事、新藤亮だ。

©特捜9/テレ朝POST 撮影:長谷英史

主任となった浅輪直樹(井ノ原快彦)とタッグを組み、新人ならではの勢いを持って捜査に参加している新藤刑事。

そんな新藤刑事を演じる山田裕貴が、特捜チームのムードメーカーとも言える名物コンビ、矢沢(田口浩正)&青柳(吹越満)の先輩メンバーにインタビュー! 特捜チームでの関係性はもちろん、役者としての関係性も見えてくる軽快なトークが展開された。

 

◆アドリブはしっかりと決め込んで…?

©特捜9/テレ朝POST 撮影:長谷英史

山田:「このおふたりといえば、アドリブの掛け合いが物凄く面白くて、僕もお芝居しながら楽しみに…」

吹越:「(自分たちを指して)全然アドリブしてないでしょ」

山田:「え!」

田口:「俺たちしっかり決め込んで芝居してるから」(吹越と頷き合いながら)

山田:「いや、さっき撮影してたシーンでの説明とか、つねってたとことか! あれ、台本には書かれてなかったですけど」

吹越:「あ~、台本にはね~」

山田:「ああいうのって、いつ生まれてるんですか? 現場で?」

田口:「いやあ、もう前の日からね。台本を読み込んで、“ここで!”みたいな」(真顔で)

山田:「……」

吹越:「うそうそ(笑)。ほとんど現場だよね」

田口:「そうですね(笑)」

 

◆最初の頃は怒られてた

©特捜9/テレ朝POST 撮影:長谷英史

山田:「それは昔からなんですか?“9係”の頃からずっとなんでしょうか?」

田口:「うん。だって、決め込んでも絶対そういう風にはならないでしょ。現場でさ」

吹越:「どうしてもこうしたいっていうのがある時は、事前に相談して、メールすることもあるよ。前の日とか、別のシーンの撮影の時に打ち合わせて。でも、大体は現場で。まあ、思いつきだよね(笑)。最初の頃はね、結構怒られてたんだよ。“やるな”とか“やりすぎだ”とか」

山田:「え、そうなんですか?」

吹越:「そうだよ。例えば(田口と)ふたりだけのシーンでもね。で、監督もその場では“オッケー!”って出すんだけど、オンエア観てから“あれはやりすぎだよ”とか言うんだよ」

田口:「言われた言われた(笑)」

吹越:「“オーケーもらったんだけどな”って、結構落ち込んだよね」

山田:「吹越さんも落ち込むことあるんですね(驚)」

吹越:「あるよ(笑)。それでも、なんだかんだ言って、あんまり抑えていくことはなかったね。矢沢(田口)が“僕はそういう(抑える)こと嫌いです”って言うから。“ガンガンやりましょうよ”って」

山田:「じゃあ、お互いに攻めの感じでやってきたんですね」

田口:「攻めてばっかりではないよ。攻めて、ちゃんとフォロー入れるとかね。たまに勝手に仕掛けちゃって、悪かったなってこともあるけど(笑)。事前に確認入れとかなきゃいけなかったですね、ってのもあるし。パターンはいろいろなんだろうけど。まあ、昔はとにかく怒られてたよね。その場で“レッドカード!”とか言われて」

 

◆監督からまさかの無茶ぶり

©特捜9/テレ朝POST 撮影:長谷英史

吹越:「チームのみんなと相談して“ここは控えた方が面白い”っていう場合もあるしね。バランスを知っているから、逆に“ここは何かやった方がいいんじゃないのか”っていうのも生まれる。“お前だったらどうする”って話をしたりして」

田口:「監督がロープ持って来たことがあったでしょ。“これで何かやれ”って。“え、大喜利!?”みたいな(笑)」

吹越:「監督は、西部劇みたいに投げ縄でふわーってのをイメージしてて(笑)。大勢の悪党をそれで捕まえるのはどうだ、とか言って…」

田口・吹越:(目を見合わせて声を揃えつつ)「“えーっ!?”って(笑)」

山田:「それ、やったんですか!?」

田口:「そうだよ、そのロープ持って(笑)」

 

◆名コンビに絡みたい新藤刑事

山田:「新藤という役柄のうえでも、このおふたりに絡むのが非常に楽しいんです。でも、ずっと青柳(吹越)さんと目を合わせないような芝居があったんですよね。それで、いつから目を合わせていいのかわかんなくなってきちゃったんですよ。だんだん青柳(吹越)さん見ないように芝居するようになってきちゃって。本当はもっとおふたりに僕も絡んでいきたいんですけど…」

吹越:「もう順応してると思うけどね」

田口:「ちゃんとやってるよ。凄いなあと思うもん」

吹越:「現場で“こういうことをやってみようか”って、まったく予測してない事をやらされることがあるでしょ。そういう時に、思いっきりやったあと“やりすぎだからやめようか”ってなることがある。そのとき、また違うものを生み出さないといけないじゃない?ガクンと大きな変化率が求められる」

田口:「そんなときにも、ちゃんと対応してるよね」

山田:「ほんとですか?」

田口:「ちょっと感心するよ」

山田:「…そういうの、もっともらっていいですか」

吹越:(爆笑)

田口:「うるさい(笑)。これは、君の気分を良くするためのトークか!(笑)」

©特捜9/テレ朝POST 撮影:長谷英史

先輩のトークに翻弄されながらもそれを楽しむ新人・山田裕貴と、そんな彼を見ながらさらに楽しんでいる様子の先輩ふたり。言葉のキャッチボールが巧みな鼎談は、後半、山田にとって嬉しい展開に…!? ドラマの展開もトークの展開も、ますます気になる!<構成・文/塚はなこ>

※番組放送情報:『特捜9』第7話
2018年5月23日(水)午後9:00~午後9:54、テレビ朝日系24局

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