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デジタル技術で概念すら変わる!「パラスポーツ」がクラブやバーで出来る遊びに進化

テニスの現役を退いてから、応援することが生きがいになったという松岡修造。

この4月から修造は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて頑張る人たちを、「松岡修造の2020みんなできる宣言」と題して全国各地を駆け巡って応援している。

第2回は、「パラスポーツの普及」のために「パラスポーツの概念を変えたい」という想いを持って頑張る人のもとを修造が訪ねた。

©TOKYO応援宣言

修造が今回話を聞いたのは、デジタルコンテンツや広告などに関するアワードを国内外で150以上も受賞した「ワントゥーテンホールディングス」の代表・澤邊芳明さん。

リオパラリンピック閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニー(旗の引き継ぎ式)では、2020年東京パラリンピックに向けて「ポジティブスイッチ」というコンセプトを提唱した1人でもある。

実はこのコンセプトが生まれた背景には、澤邊さんが歩んできた人生と大きな関係があった。

 

◆「できる事が増えていった」デジタルテクノロジーとの出会い

デジタルテクノロジーに強みをもつクリエイターの澤邊さん。デジタルテクノロジーとの出会いは、意外なきっかけだった。

澤邊:「僕は18歳でバイクの事故でこうなったんですけど、やっぱり出来ないことが増えたわけですよ。だけどデジタルのいろんな技術と出会ったりして、出来ることが逆に増えていったんですね。

すると、パラスポーツもデジタル技術を組み合わせる事でもっと無限の可能性っていうか、楽しく出来るんじゃないかと思って、それを突き詰めています」

修造:「もしかして事故が無かったら、そのことに気づかなかった可能性も?」

澤邊:「やってないでしょうね」

デジタルテクノロジーとパラスポーツを組み合わせる事にパラスポーツ普及への可能性を感じたという澤邊さん。

そんな澤邊さんが生み出したのが「サイバースポーツ」で、そのひとつが「サイバーボッチャ」だ。

©TOKYO応援宣言

©TOKYO応援宣言

ボッチャとは、元々パラリンピックに採用されている種目。白い球にどれだけ自分の球を近づけられるかを争う競技だが、澤邊さんはこのボッチャとデジタルテクノロジーを組み合わせ進化させる。

競技を全く知らない人でも楽しめるように、ルールは全てプロジェクションマッピングで床に投影。センサーで得点も自動計算だ。さらに若い人にも受け入れられるように、近未来的な光と音がプレーを盛り上げる。

修造:「普通のボッチャを僕は1回やったことがあるんですけど、(これは)ボッチャなんですけどボッチャじゃないですね。なんだろう?」

澤邊:「新しい何かになってますよね」

修造:「(まるで)宇宙空間の中でゲームしてる。凄いなぁ。おもしろいです!」

澤邊:「クラブとかバーとかでも出来るようにデザインしたんですね。素直に『格好いいな』って思える大前提があって、極力先入観がないように“格好いい”を突きつめています」

 

◆「みんなが思い込んでいる概念を変えたい」

サイバースポーツを作る際に大切にしているのは、「格好良さ」や「楽しさ」。

パラスポーツとしてではなく、ダーツやビリヤードなどのように“ゲーム”として「誰もが身近にできること」を追求した。これには、パラスポーツ普及のためのある狙いがあった。

澤邊:「パラスポーツっていうものはこれまでは、障がい者の人たちが楽しんでいるもので、健常者のみなさんには別世界のもので関係ないと思われていた。でも僕は、みんながこうだと思い込んでいる事を変えていきたいんですよね。

日常風景の中で体験してもらって、『えっ、これってパラリンピックの競技だったんだ』って後で分かっても全然いいと思います。『おれ昨日ボッチャバーでやったよ!』とか、テレビで観て『あ、これパラの競技なんだ!』って。そういうファンを作っていけば、『じゃあ試合見に行って応援しよう』ってなる。それを作りたいんです」

澤部さんがこうして想いを込めたサイバースポーツ。今では多くの企業にも受け入れられ、この1年で全国20ヶ所以上に設置された。体験した人からは、「実際にやってみてパラスポーツに興味がわいた」「パラスポーツは凄い」そんな声が聞こえ始めている。

©TOKYO応援宣言

◆日本中のポジティブスイッチを「ON」に!

最後に、修造にはどうしても聞きたいことがあった。それは、リオパラリンピック閉会式のコンセプトになった「ポジティブスイッチ」について。

修造:「リオでもね、目の前で見させていただきましたけど、東京のオリンピック・パラリンピックに向けてのプレゼンテーションでの“ポジティブスイッチ”っていう言葉がすごく好きだったんですよ。この言葉は、どうして出てきたんですか?」

澤邊:「あれはね、実を言うと僕がずっと使っていた言葉だったんですよ。普通に日常から、『よっしゃ、ポジティブスイッチ入った』とか。修造さんと一緒」

修造:「なんかちょっと似てる」

澤邊:「例えばケガをすると、ネガティブスイッチ入るじゃないですか。当たり前ですけど。でも何かポジティブにしていかないと進まない。だからポジティブスイッチを入れるのが上手いのかもしれないですね。訓練したのかもしれません。自分が車いすって思わないって決めたら、ポジティブになれたんですよ」

2020年に向けて世界に発信された「ポジティブスイッチ」という言葉。それは、澤邊さんの歩んできた人生が凝縮された言葉だったのだ。

澤邊:「2020年東京パラリンピックは、皆さんの何かのポジティブスイッチを押すようなきっかけになると思っている」

修造:「これは、日本全員がポジティブスイッチONということですね」

澤邊:「修造さんなんか、“ミスター・ポジティブスイッチ”ですよ」

最後に澤邉さんが2020年に向けて出した「できる宣言」――それは、「東京パラリンピックの会場を満席にします」だ。

©TOKYO応援宣言

※番組情報:『TOKYO応援宣言
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50~)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系

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