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田中麗奈、主演最新作で流暢な中国語を披露!「楽しいんですよね、学ぶのが」

「自分の意外な展開を楽しむタイプ」と話す田中麗奈さん。

女優としてかつてない役柄に果敢に挑戦する彼女は『オトナの土ドラ 真昼の悪魔』で、一見社交的で明るく、患者からの評判も良いが、実は感情が欠落した悪魔のような美人外科医を怪演。口説いてきた男の手の甲にいきなり針を刺したり、ショッキングなシーンが話題に。

◆田中麗奈、悪魔のような女医役が新境地に!

-『オトナの土ドラ 真昼の悪魔』の悪魔のような外科医も衝撃的でした-
「お話をいただいたとき、私はとても面白そうだと思って。よくぞ私に言って下さったなと思いました(笑)。うれしかったですね。何かそういう自分の意外な展開というのを楽しんじゃうタイプなので。

『オトナの土ドラ 真昼の悪魔』は映画『幼な子われらに生まれ』の撮影の後で、3月に公開される映画『おもてなし』を撮影した後に撮影に入りました。面白い流れですよね(笑)」

-演技の幅の広さを感じます-
「自分自身色んな役を体験したいというのもありますし。監督であったり、プロデューサーの方が、自分を広くして下さるというか、自分でも知らなかった自分に出会わせてくれるという、そういうところがありますね」

© 2017 SHOCHIKU STUDIO CO.,LTD. and EPIC ENTERTAINMENT CO.,LTD.

◆田中麗奈、主演最新作で流暢な中国語を披露

3月3日(土)には主演最新作である日本×台湾合作映画『おもてなし』が公開。琵琶湖畔にある老舗旅館を一人で切り盛りする母を支えるため、仕事を辞めて実家に戻り、経営不振の旅館を立て直そうと奔走する梨花を演じている。

「出来上がった映画を見たときに、琵琶湖やボートに乗っているシーンがあり、さらに旅館再建のキーパーソンであるチャールズさんがボート部だったというのもあって、何か琵琶湖の前に立っている自分がデビュー作でボート部の女子高生を演じた映画『がんばっていきまっしょい』とちょっと重なったんですね。

『ああ、ここにたどり着いたんだな』と思った。何か自分の歩んで来た映画の道のりというものが、本当にいい時間を歩いてこの作品にたどり着いたんだと感じました」

-中国語が流暢(りゅうちょう)でビックリしました。テレビ番組で通訳なしのロケもされていましたが、すごいですね-
「なぜだか中国語は苦じゃないんです。楽しいんですよね、学ぶのが」

-映画『幻遊伝』(06年)の頃はもう中国語を始めていたのですか?-
「当時は現場で俳優さんとコミュニケーションを取るときに、聞いたりしゃべったりしていました。簡単な会話はできる、聞き取れる状態です」

-中国語もずっとお勉強していたそうですね-
「中国語を使ってお芝居するとか、アジアで活動することはずっと頭にあって…。

これまでも機会をいただいたりもあったのですが、日本での仕事と重なってスケジュールが合わなかったり、社会的問題などで文化交流が難しいときがあったりして、なかなか形にならない状態が続いてました」

-それでもずっと中国語の勉強は続けてらしたんですか-
「数年は勉強してたんですけど、なかなか形にならないことがだんだんと心にこたえてしまって…。国外で活動することを遠く感じてしまって、疲れてしまったんです。

だからそのときは、友人とかとおしゃべりするときに使ったり、インターネットで中国語のサイトを見たり、語学勉強というのは一度ストップして思い出したときに使うという形でした」

-またもう一回やろうと思ったきっかけは?-
「2年ほど前に映画『おもてなし』のお話が来たときです。とても自然に自分のところに流れてきてくれたと感じて…。

前は自分だけ突っ走っている部分もあったと思うのですが、今回の『おもてなし』は自然に周りの方たちが自分のところに寄せてきてくれた、と感じていて。色々なご縁も重なって自分の中で『また頑張ってみようかな』と」

-中国語のセリフがあんなに多いとは思いませんでした-
「以前から中国語で芝居している自分を思い描いていたからか、自分ではそんなに違和感がないんですよね」

-経営危機の老舗旅館に外国資本…今の日本を象徴していますが、しっとりした美しい作品ですね-
「ありがとうございます。風情(ふぜい)のある映画に仕上げて下さっていて、自分でも本当にすてきな映画に参加できたと思っています。日本の映画を愛して下さっている方に届けたい、見ていただきたいと思っています」

-今後はどのように?-
「最近ですと、映画『葛城事件』、映画『幼な子われらに生まれ』、映画『おもてなし』、『オトナの土ドラ 真昼の悪魔』は、どれも世界観が違った作品でした。これからも作品、制作チームの皆さんとの出会いを楽しんでいきたいです。

『おもてなし』は役作りでキャラクターを作ってということではなくて、彼女のバックボーンみたいなものをしっかり、明確に心に持ちながら、自然に映画のなかに入っていくという感じでした。そういうのもやはり、ひとつ勇気がいることですし、今回のような身近に感じてもらえる役もやりたいという欲もありますね」

色香漂う大人の女優へと進化。着実に歩み続けてきた歴史を感じる。次はどんな役でスクリーンに現れるのか楽しみ。(津島令子)

© 2017 SHOCHIKU STUDIO CO.,LTD. and EPIC ENTERTAINMENT CO.,LTD.

※『おもてなし』
3月3日(土)より有楽町スバル座他全国順次公開
配給:松竹撮影所、ニチホランド / 配給協力:太秦

琵琶湖畔にある老舗旅館「明月館」が実家の梨花(田中麗奈)が経営不振の旅館を一人で切り盛りしている母(余貴美子)を支えるために、仕事を辞めて戻って来る。母のかつての恋人である台湾の実業家のチャールズ(ヤン・リエ)が旅館を買収し、息子・ジャッキー(ワン・ポーチエ)を再建のために送り込むが…。

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