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宇野昌磨“失敗しない4回転”で初の世界一へ!最強国ロシアは15歳の天才少女に注目【GPファイナル直前特集】

12月3日(日)に放送されたテレビ朝日のスポーツ情報番組『Get Sports』では、フィギュアスケートグランプリファイナルを特集した。

12月7日(木)より開催されるフィギュアスケートグランプリファイナル。平昌五輪を前に、グランプリシリーズを勝ち抜いた成績上位6名により争われる頂上決戦、男女ともに熾烈な戦いが予想される。

 

◆初の世界一へ!宇野昌磨 最大の武器は“失敗しない4回転”

男子では、日本から宇野昌磨(19)が出場。2015年、2016年と銅メダルを獲得している逸材だが、3年連続の出場となる今回、周囲の期待は金メダルへと高まっている。

提供:Get Sports

今年の宇野の躍進ぶりを見れば期待を膨らませてしまうのも無理はない。3月には史上5人目となる、ショートとフリーの合計で300点越えをマーク。それから5大会連続で300点を突破し続けた。

さらに世界選手権では羽生結弦に継ぐ銀メダルを獲得。この大躍進を支えているのが、宇野の代名詞とも言える「4回転ジャンプ」の存在に他ならない。

現在宇野は、4種類の4回転ジャンプをショートとフリー合わせて7度も跳ぶ構成に挑んでいる。すべて基礎点が10点を越える大技、それが高得点に結びついているのだが…。実は特筆すべきは、その回数ではなく「成功率の高さ」にある。

4回転ジャンプは、高難度の技だけあって当然失敗するリスクも高い。例えば、基礎点10.3の4回転トウループが2回転となれば、1.3点まで大きく減点。たったひとつのミスで優勝争いから脱落してしまうことさえある。

しかし、宇野はそういった回転不足による減点が驚くほどに少ない。踏切を失敗したとしても4回転をしっかりと回りきってみせる。それこそが現在の安定した好成績に繋がっているのだ。

提供:Get Sports

4回転を回りきれる力、その原点は幼少期にある。

宇野は自身のジャンプについて「人よりそこまでジャンプが高い方ではないので、回転スピードで補っている」と語るが、実は幼い頃からジャンプが低いことに悩みを抱えていた。

そのため力を入れてきたのが、「回転スピード」。高さで回転する余裕を作れなければ、その分速く回ればいいという考えだった。そしてそんな努力が、宇野の回りきる力へと繋がっていく。

宇野は、踏切で失敗したあとに回りきるには「死ぬ気で締める」ことが重要だと言う。

この「締める」とは、手足を閉じて体の軸を細くすることで速く回転するということ。本来、踏切で失敗すれば手足が開いてしまい、そのロスで回転スピードは低下し、ジャンプは失敗してしまう。

しかし、回転の速いジャンプを追い求めてきた宇野は、たとえ踏切で失敗したとしても体を締めることで手足を閉じ、細い軸を取り戻すことで回転スピードを落とさずにしっかりと回りきることが出来るというのだ。

4種類の4回転ジャンプを飛べるまでに成長しただけでなく、ジャンプで大きく得点を減らさないスキルまで手にした宇野。今年のグランプリファイナルは地元・名古屋で開催される。平昌オリンピックのメダルを占う大事な一戦で、自身初となる世界一の称号に挑む。

 

◆フィギュア最強国ロシアが生んだ15歳の天才少女の強さのワケ

一方、女子でも今シーズン、破竹の勢いで世界中の注目を集めた選手がいる。ロシアのアリーナ・ザギトワ、シニアデビューを果たしたばかりの15歳だ。

提供:Get Sports

昨シーズンのジュニアグランプリファイナルで、ジュニア史上初の200点超えをマークし優勝。続くジュニア世界選手権でもフリーと総合得点で歴代最高得点を叩き出して栄冠を手にした。

そんな比類なき実績を引っさげて臨んだグランプリシリーズでも、中国大会・フランス大会と2連勝でファイナルへの切符を手にしてみせた。

彼女の強さの秘密に迫るために取材したのは、モスクワにある国営施設「サンボ70」

提供:Get Sports

これまで数々の種目でメダリストを輩出してきたトップアスリート養成学校だ。フィギュアスケートでも、世界選手権を2連覇し平昌五輪の金メダルに最も近いと言われる女王メドベデワを輩出している。

スケートリンク以外にも振付やバレエレッスンを行うスタジオや、体作りのためのジムなどの専用施設があり、全てのメニューが徹底管理されているのは世界的に見ても珍しい光景だ。

6歳でスケートを始めたザギトワは、祖母とともに12歳で親元を離れて「サンボ70」へ。日々練習漬けの毎日を送っている。何と言っても驚きなのは、その練習の過酷さだ。

提供:Get Sports

なんと1時間半休みなしで滑り続け、そのあとで息もつかぬまま立て続けに曲をかけて本番を想定した練習を午前と午後に1回ずつ行う。

さらに変わっているのが、練習メニュー。選手たちは高難度の3回転―3回転ジャンプに、さらに3回転ジャンプを重ねていく。実際の試合では認められず、決して使うことのないコンビネーションジャンプだ。この練習の意図を、女王メドベデワらを育てたエテリ・トゥトベリーゼが教えてくれた。

「トレーニングで150%のことをやり、本番では110%を出すためです。プログラムよりも難しいことが出来れば、本番で精神的に楽でしょう」

ノンストップで追い込み、練習で本番以上のクオリティも求めることで育まれる強靭な精神力。実際にそれが発揮されたシーンが、ザギトワのグランプリシリーズ初戦となった中国大会にあった。

ショートで3回転―3回転のコンビネーションジャンプに失敗してしまったザギトワは、4位に甘んじてしまった。しかし、逆転を狙う翌日のフリーの練習で見せたのが、4連続の3回転ジャンプだった。大舞台でもコーチの教えを忠実に守り、その後のフリーでは、失敗した3回転―3回転のジャンプを成功。見事に逆転優勝を果たしてみせたのだ。

そんなロシアの新星も出場するグランプリファイナル。日本女子からは樋口新葉(16)と宮原知子(19)も出場予定となっている。平昌五輪を前に、世界一をかけた頂上決戦から目が離せない。<制作:Get Sports>

※フィギュアスケート放送情報:「フィギュアスケートグランプリファイナル2017」(テレビ朝日系)
12月7日(木)よる7時~、男子ショート
12月8日(金)よる7時~、女子ショート・男子フリー
12月9日(土)よる6時56分~、女子フリー
12月10日(日)よる6時57分〜、エキシビション
(7日・8日は一部地域で放送開始時間が異なります)

※番組情報:『Get Sports
毎週日曜日夜25時10分より放送中、テレビ朝日系(※一部地域を除く)

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