テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

クリスマスイヴに鬼畜⁈ 常盤貴子、松本清張の傑作ドラマ化に「シビレました」

善良な人間の心に悪魔が生まれる瞬間と親子の絆を描いた松本清張初期の傑作短編小説『鬼畜』

清張が実話をもとに1957年に執筆したこの不朽の名作が、2017年12月24日(日)、玉木宏主演のもとテレビ朝日でドラマスペシャルとして放送される。

©テレビ朝日

ベテランの竹山洋氏が脚本を担当し、演出は『相棒』シリーズでおなじみの和泉聖治監督が務める本作。これまで数々の清張作品をドラマ化し大きな反響を得てきたテレビ朝日が、その総力を結集させ名作『鬼畜』をよみがえらせる。

玉木が演じる主人公・竹中宗吉は、小さな印刷会社を営む男性。妻と共に真面目に働いてきたが、経営が軌道に乗ると愛人を囲うようになり、愛人に3人の子どもまで生ませる。

しかし、事業につまずいて仕送りが滞ると、愛人は宗吉の家に子どもたちを連れてきて、自らは失踪。それをきっかけに、宗吉の運命は崩れていく。

©テレビ朝日

そんな、妻と愛人という宗吉を取り巻く2人の女性を演じるのは、常盤貴子と木村多江だ。宗吉をじわじわと追い詰める妻・梅子は常盤が演じ、したたかで妖艶な愛人・菊代は木村が熱演する。

そんな2人のコメントを紹介しよう。

※以下、常盤貴子のコメント

――『鬼畜』という作品について、どんな思いを?
「今の時代に『鬼畜』を制作しようとする勇気にシビレました。和泉監督の演出によって生まれた、新たな『鬼畜』にブルッとしました」

――玉木宏さん演じる夫・宗吉に改めて物申すとしたら?
「2017年の締めくくりにやってくれるなぁ、と。梅子も梅子だけれど、宗吉さん、そら、無茶苦茶ですよ、と。玉木さんは、いつもやさしくしてくださったのに、役柄ゆえ、あまりお話することもかなわず、次はコメディーとかでお会いしたいなぁと本気で願った!」

――木村多江さん演じる菊代と修羅場を演じてみて?
「多江さんはもともと大好きな女優さんなので、気兼ねなく思い切り胸を借りることができました。お芝居を御一緒するのは久しぶりだったのですが、やっぱり楽しかった」

――視聴者へメッセージを!
「クリスマスイヴに何故、『鬼畜』!?  ま、そんなクリスマスイヴがあってもいいのかも。お友達同士で集まって、ワイワイと肝試し気分で怖さに盛り上がっていただけたら!」

©テレビ朝日

※以下、木村多江のコメント

――菊代という役柄に挑んでみて、感想は?
「すでに映画にもドラマにもなった作品なので、これまでと違う菊代を表現できるか、不安はありました。でも私自身、母親として“なぜ菊代は子どもたちを捨てたのか”がいちばんの疑問でしたので、“女”としての部分が強い彼女の中にも、“母”としての部分が見え隠れするといいなと思い、その両方を表現するよう演じました」

――玉木宏さんと共演した感想は?
「玉木さんとは2回目の共演だったのですが、お芝居に対して真摯に取り組む方。とても魅力的な方なので、2人の女性に挟まれてオロオロしているところが人間くさくて、そこは視聴者の方も楽しめるのではないかなと思います」

――常盤貴子さん演じる妻・梅子と修羅場シーンを演じてみて?
「常盤貴子さんとの共演も2回目なのですが、瞳が素敵で、大好きな女優さんです。基本的にアクションが絡むシーンは、お互いの信頼関係で成り立つもの。修羅場のシーンでは私が倒れなければならないアクションがあったのですが、“信頼してね”“私が守りますから!”と言ってくださり、本当に信頼してお互いにぶつけ合うことができました」

――――視聴者へメッセージを!
「ご覧になった方々が “もしかしたら自分の心の中にも鬼畜の部分があるかもしれない”と気づくような作品になるのではと思っています。人間の愚かさに共感しながら、反省しながら、拒絶しながら楽しんでいただけるドラマだと思いますので、ぜひたくさんの方にご覧になっていただきたいですね」

なお、妻・梅子と愛人・菊代が対面する修羅場シーンは、スタジオ中に緊迫感が漂い、玉木が「ただオロオロするというか、なすすべがないという状況でした」と語るほどだったという。

一体どんなシーンになっているのか? いまから待ちきれない!

※番組情報:ドラマスペシャル『松本清張 鬼畜』
2017年12月24日(日)よる9時~、テレビ朝日系

はてブ
LINE
おすすめ記事RECOMMEND