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『必殺仕事人』、復活10周年!東山紀之、「シリーズ最高傑作」でゲスを斬る

2007年7月7日に東山紀之を主演に復活を遂げた人気時代劇シリーズ『必殺仕事人2007』。同シリーズが、2018年新春放送のスペシャルドラマ『必殺仕事人』をもって10周年を迎える。

記念すべき今作には、東山紀之・松岡昌宏・知念侑李・和久井映見・遠藤憲一の仕事人キャストに加え、黒木瞳・間宮祥太朗・奥田瑛二といった豪華なゲスト俳優陣が集結!

時事ネタをふんだんに盛り込んだ重厚な物語には、東山演じる同心・渡辺小五郎の宿敵も出現! 積年の恨みを小五郎はどのように晴らすのか…? “この世の地獄”に生きる仕事人たちの悲哀と胸のすくような仕事ぶりを、必殺シリーズ独自の世界観でエンターテインメント性たっぷりに描く。

 

◆必殺シリーズの真骨頂!時事問題を仕事人が斬る

記念の年を飾る今作では、若者への組織的洗脳、恨みを持つ相手に自ら手を下す私刑、無差別に見知らぬ人間を巻き込む自爆攻撃など、必殺シリーズの持ち味でもある時事ネタをふんだんに反映。人の世が抱える闇と、いつの時代も変わらぬ人間の醜さをあぶり出していく。

そんな悪を、東山を筆頭に10年間仕事人としてシリーズに出演し続ける松岡昌宏、和久井映見、2014年に加入の知念侑李、そして2015年より仕事人の一員となった遠藤憲一が痛快に成敗!

また、東山演じる同心の渡辺小五郎は、幼いころ両親の命を奪った因縁の宿敵とも対峙することになる。しかし、頼み人もなく怒りに任せて手にかければ、それはただの人殺し。仕事人の掟に背くことに…。はたして、苦悩の小五郎が下す決断とは!?

 

◆奥田瑛二、黒木瞳は必殺シリーズ初出演!

小五郎の宿敵、壬生の幻楼(みぶのげんろう)を演じるのは、名優・奥田瑛二。

必殺シリーズでも稀に見る愚劣な男で、人心を巧みに操り、怪しい配下たちを引き連れ潜入した江戸の町で災いをもたらす。そんな幻楼の手先のひとり、雀蓮(じゃくれん)役で、注目の若手俳優・間宮祥太朗も出演。白狐のような妖艶ぶりで、ドラマ全編で華麗に暗躍する。

そして黒木瞳は、恵まれない子どもたちに食べ物を与えたり、読み書きを教えたりしている私塾の先生・すずらんを演じる。子どもたちを慈母のような眼差しで見守るすずらん。しかし、その実は…。黒木が久々の悪役に挑戦! 表と裏で豹変する黒木の演技にも注目だ。

 

◆失踪したリュウが記憶喪失に…敵として仕事人に襲い掛かる?!

小五郎の宿敵の出現に加え、もうひとつ今作で大きなエピソードとなるのは、知念演じるリュウの失踪だ。仕事人という裏稼業にいまだ葛藤を抱える心優しきリュウの突然の行く方知れずに、松岡演じる兄貴肌の涼次は心配を募らせる。その後ようやくの再会を果たすのだが、その時、なんとリュウは涼次に刃を向けてくる!

リュウは過去の記憶を完全に喪失。何かに支配されるように、涼次のみならず、遠藤憲一演じる陣八郎にも襲いかかる。そんなリュウに対し、2人はなぜか一切の武器を構えない。手傷を負い次第に追い詰められていく涼次と陣八郎。丸腰の2人を相手に攻撃の手を緩めないリュウ。はたして、3人の運命やいかに!?

 

◆10年間東山の義母を演じた野際陽子、最後の必殺シリーズに

新生・仕事人が始動した2007年から、東山演じる小五郎の義母・こうを演じてきた野際陽子。今回のスペシャルドラマは、今年6月に他界した野際が出演する最後の必殺シリーズ作品となる。婿役の東山、小五郎の妻で娘役の中越典子との3人の軽妙な掛け合いも、これで見納めだ。義母、妻、婿が織りなす家庭内バトルも見逃せない。

 

◆東山紀之からコメント

「今の時代、10年も同じシリーズが続けられたのは奇跡に近いこと。藤田まことさんから引き継がせてもらった大切な作品です。10年前はとにかく1本を撮ることに集中していました。常に『全力投球でやろう!』と取り組んできたものが10周年を迎えられ、何事も一つずつきっちりやってこそ次につながるのだなと感じています。

今年、野際さんが亡くなってしまいましたが、そうした先輩方と京都で、しかも時代劇作品でご一緒してきたことが、今の僕を培ってくれています。野際さんと最初にお会いしたのは僕が10代の頃で、他の作品でも母親役をやってくださったこともあり、普段から本当の息子のように接してくださいました。

今回は、京都には来られないかもしれないという中、体力を振り絞って京都での撮影に参加してくださった。『良くなったらまた食事に行きましょうね』と話したのが最後になってしまいましたが、撮影中は苦しさを微塵も見せず、プロ根性、女優魂を見せてくださいましたそういう姿勢も僕は引き継いでいかなければと思います

今作のみどころは、僕が演じる小五郎の過去が分かってくる点。そこに、必殺の伝統でもある時事ネタが絡んできます。今は物事に白黒はっきりつけられる時代ではありませんが、時代劇という枠組みの中でならそれができます。

知念の淡い恋もみどころかな。小五郎には奥さんがいるので“大人の恋”は描けません…あくまでも僕は、ゲスを斬る方なので(笑) 僕は、どんな仕事でも『常にベストを尽くして今が一番いい』ことを目指しています。今回の作品もこの10年の中で一番いい。必殺シリーズ最高傑作です」

※番組情報:スペシャルドラマ『必殺仕事人』
2018年新春放送、【ネット】テレビ朝日系24局

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