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東洋大の選手たちの“足元”に目を凝らすべき理由【全日本大学駅伝 直前特集】

11月5日(日)、第49回全日本大学駅伝が行われる。

「全日本」とも呼ばれる同大会は、その名のとおり“大学駅伝日本一”を競う大会。箱根駅伝、出雲駅伝とともに学生三大駅伝とされているが、出場大学が関東地区のみに限定されている箱根駅伝や選抜方式の出雲駅伝とは異なり、全国各地の選考会を勝ち抜いてきた大学が出場。大学駅伝日本一が決定する。

 

◆東洋大学の中心担う1年生、西山和弥

10大会連続25回目の出場となる東洋大学の注目の選手のひとりが、1年生の西山和弥選手だ。

1年生にして「全日本インカレ」の10000mで日本人トップとなり陸上界を驚かせた彼は、10月9日に行われた出雲駅伝で1区に抜擢され“学生3大駅伝”デビュー。プレッシャーのかかる1区で緊張しながらも、区間5位の好走を見せた。

しかし本人は、「(出雲は)反省するところだらけです。必要以上に緊張し、びびってしまいました。柱になる選手が緊張などとは言っていられない。結果として、自分の順位が総合順位になった。もっと良い走りができたはず」と自らに対してかなり厳しいコメントをしている。

彼の発する言葉からは、このほかにもストイックな一面が存分に感じられるのだが、その反面、大学に入って最も嬉しかったこととして「全日本インカレで日本人トップをとったこと」に加えて「乃木坂46のライブに行けたこと」を挙げるという“お茶目さ”も兼ね備えている。

そんな彼が学生3大駅伝のデビュー2戦目となる今回の全日本でどんな走りを見せるのか、注目だ。

そして、走りのなかで特に注目してほしいポイントが、西山選手が履くシューズ

実は彼には最近、「乃木坂46のライブに行けたこと」を塗り替えているかもしれない(?)嬉しい出来事があった。それは、男子長距離界の絶対的王者、モハメド・ファラーとの対面である

オリンピックの「5000m」「10000m 」で2大会連続2種目金メダルを獲得しているファラーは、地元イギリス国民からその実力だけでなく人柄も愛される偉大な選手。現在は、日本人選手・大迫傑も所属する「ナイキ・オレゴンプロジェクト」に参加し、かつての男子マラソン世界記録保持者・サラザールの指導を受けている。

そんなファラーが10月6日、埼玉県川越市にある東洋大学を訪れ、東洋大学のユニフォームを着用して約1時間の簡単な指導を行ったのだ

絶対的王者の登場を喜んだ東洋大の選手たちの多くはファラーからサインをもらったそうだが、西山選手もそのひとり。「本当にすごい人に会った」と興奮し、練習シューズとレーシングシューズにサインをしてもらったという。

そして西山選手は、好走をみせた出雲駅伝では、このときサインをもらったレーシングシューズを履いていたのだ。今回の全日本大学駅伝でも、このサイン入りシューズで走るのか!?

長い距離では必ず強さを発揮してくる東洋大学。ぜひ、伊勢路を走る彼らの足元にも注目してもらいたい。

そこにサインが見えたとすれば、そこにはあの絶対的王者の激励がつまっている。

※放送情報:JAバンクスポーツスペシャル 秩父宮賜杯第49回全日本大学駅伝対校選手権大会
2017年11月5日(日)7:45~13:40、テレビ朝日系列で放送

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