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【世界ラリー(WRC)】クリス・ミークが今季2勝目! 第11戦ラリー・エスパーニャ 最終結果

現地時間の10月8日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・エスパーニャのデイ3(SS14~SS19)が行われた。

グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)のミックスサーフェイスラリーを制したのは、シトロエンのクリス・ミーク。SS14からSS18まで5本連続のステージ勝利、最後のパワーステージであるSS19も2位で通過し、圧倒的な力を見せて第3戦ラリー・メキシコ以来の今季2勝目を飾った。

勝利したミークは、「本当に特別な勝利だ。僕自身、このラリーを20年前に観戦に来た。1997年にコリン・マクレーがスバルで勝利したラリーをね。当時はラリーカーを駆ってここを走るなんて夢にも思わなかった。ラリーでは、何度も倒れることは重要じゃない。重要なのはその都度立ち上がることだ」と、何度も悔しい思いをした今シーズンの苦しみから再び立ち上がったことを周囲に示した。

そして2位には、王者セバスチャン・オジェ(フォード)が入った。オジェは最後のパワーステージでも3位に入りポイントを加算。チャンピオンシップポイントを198まで伸ばし、結果によっては次のラリー・グレートブリテンで5度目のチャンピオンが確定する。

3位にはオジェのチームメートであるオット・タナクが入った。これでタナクはチャンピオンシップポイントでヒュンダイのティエリー・ヌービルを抜いて2位に浮上。チームもマニュファクチャラーズタイトルに王手をかけた。

4位には、トヨタのユホ・ハンニネンがつけた。SS15とSS16でステージ3位と、ターマック(舗装路)でもヤリスWRCには速さがあることを証明した。

最後のパワーステージでも5位に入りポイントを獲得。ハンニネンは、「僕のWRCキャリアにおいてベストに近いドライブができた。僕自身、トップを争う彼らと競えるレベルであることが誇らしいよ」とコメント。遅咲きのベテランは喜びを隠さない。

一方、SS16で2日目と同じように岩にマシンをぶつけてしまい、右前輪を破損してしまったヒュンダイのヌービルは一言「ゲームオーバーだ」と語り、2戦連続でノーポイントに終わった。これにより、チャンピオンシップを残り2戦で逆転することはかなり難しくなった。

なお、RC1の1~10位までの最終結果は以下の通り。

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