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華やかさの裏で…新体操日本代表の選手たちが生きる厳しい世界【世界新体操】

8月30日(水)から開幕している新体操の世界選手権「世界新体操2017イタリア・ペーザロ」に出場している新体操日本代表・フェアリージャパンPOLA。

初日には種目別決勝のフープで20歳の皆川夏穂が銅メダルを獲得し、日本にとって個人では42年ぶりの表彰台という快挙を成し遂げました。

そして、9月2日(土)には団体総合決勝、9月3日(日)には団体種目別決勝が行われますが、前大会となる2015年の世界新体操にて種目別のリボンで40年ぶりのメダルを獲得した日本代表団体は、今回どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。

メダル獲得の期待がかかる彼女たちの戦いに注目が集まっています。

そんなフェアリージャパンですが、ロシアチームをはじめとする世界の強豪国たちと戦いを繰り広げる彼女たちの練習生活やメンバー選考はあまり知られておらず、競技で見せる華やかさの裏には、非常に厳しい世界があります。

ここではその“厳しさ”や、2020年の東京に向けた“新たな取り組み”、彼女達の美しさを陰で支える“美容専門コーチ”について紹介していきましょう。

◆1年の半分はロシアで練習

フェアリージャパンのメンバーは練習施設の近くに共同生活をしながら1日8時間、日曜日以外は毎日練習に励んでいます。

また、2009年から国内だけでなくロシアにももうひとつの練習拠点を置き、1年の半分はロシアで練習しており、そこでの練習は妖精たちを世界レベルに強化しました。

©テレビ朝日

練習施設には新体操のフロアが7個あり、部屋を出て10歩でグランドピアノ常設のバレエ練習のフロアに着くなど、寝ても覚めても新体操が頭から離れない環境となっています。

 

◆実績がある選手もセレクションから

そして、フェアリージャパンのメンバーを選ぶセレクションでも厳しいルールが存在します。

セレクションは毎年世界選手権が終わった後に実施され、このセレクションには現代表の選手たちも全員参加。セレクションに通らないと、いかに代表の実績がある選手であってもフェアリージャパンに入ることはできないのです。

これは山崎本部長の「安心したら成長が止まる」という考えのもとに行われており、その考えを色濃く反映するように、セレクション後もプレッシャーは続きます。

なんと、セレクションで選ばれたとしても五輪に行けるのは現メンバー10人のうち5人のみ(世界選手権は6人)。そのためチームメイトは仲間でもあり最大のライバルでもあるのです。

©テレビ朝日

レギュラーメンバーはフェアリージャパンの監督と言える存在のインナ・ビストロヴァ氏が選出します。

彼女は、リオ五輪まで5大会連続で団体金メダルを獲得していたロシア代表のコーチもかつて務めていたいわば世界一の指導者。

彼女が作る演技構成には構成表などはなく、その場でコーチの身振り手振りと口頭で伝えられるため、練習ではいかにインナコーチの指示をその場で的確に体現できるかが問われるため、選手たちには高い適応能力が要求されます。

©テレビ朝日

そのため選手達は練習に必要なロシア語を必死に勉強し、インナコーチの要求に全力で答えようとします。

 

◆2020年の東京へ向け新制度も導入

リオ五輪を終え、いよいよ次は母国開催となる2020年の東京五輪。フェアリージャパンではこのような選手の強化だけでなく、チーム自体を強化するために数多くの新たな取り組みを行っています。

そのひとつとして、「国内大会でのスカウト」「新設ジュニアチームからの昇格」の制度を導入。今までメンバーに入るにはセレクションを受けるしか道がありませんでしたが、門戸を広げるために、新たにこうした制度が導入されました。

また、控えのメンバーはすでに2020年に向け、今年は採用されていない手具「クラブ」の練習も開始。待望の本国開催となるオリンピックでのメダル獲得に向けて、様々な施策をおこないパワーアップを図っています。

 

◆美容専門コーチが“美しさ”をバックアップ

そんなフェアリージャパンには、化粧品会社のPOLAが公式スポンサーでついており、メイクを全面バックアップしてくれる美容コーチが常に帯同。定期的な選手のスキンチェックや、各選手にあったスキンケアグッズなどを提供しています。

さらに競技では、選手の表情も評価の対象となるため、全員の統一感を意識したメイクや、15m離れた審査委員の席からみてもインパクトや華やかさのあるメイクも重要。

そのため、5人の顔がシンクロするような5つ子メイクや、広いマットでも迫力が出るように目を大きくするメイクを施すなど様々な工夫を凝らし、陰ながら競技に挑む選手たちを支えています。

新体操という華やかな表舞台の裏で、厳しい世界を生き抜くフェアリージャパンのメンバーたち。

9月2日(土)・3日(日)に行われる団体で、彼女たちはどんな表現を見せてくれるのでしょうか? その美しさを楽しみながら、イタリアの地での戦いを応援しましょう!

※放送情報『世界新体操2017イタリア・ペーザロ』(テレビ朝日・地上波)
・9月2日(土)深夜3時~5時:団体総合決勝
・9月3日(日)深夜0時40分~2時10分:団体種目別決勝

中継リポーターには、フェアリージャパンの一員としてリオ五輪に出場し、現在はスポーツコメンテーター・モデルとして活動している畠山愛理さんが登場!

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