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シノ(向井理)遂に登場!でも、入居者にフラれる! 『やすらぎの郷』第13週おさらい

「倉本聰がシニア世代に贈る大人のための帯ドラマ」として4月から放送を開始し、シニア世代のみならず大きな注目を集めている石坂浩二主演の平日昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。

6月26日から6月30日に放送された第61話~65話(第13週)では、“シノ”こと四宮道弘(向井理)が「やすらぎの郷」を来訪し、施設は大騒ぎ。その過程で、主人公・菊村栄(石坂浩二)はある葛藤を抱えることとなった。

そんな第13週のストーリーを、まとめておさらいしていこう。(写真はすべて©テレビ朝日/無断転載禁止です)

 

◆姫(八千草薫)の顔色を変えた質問…

テレビに功績のあった者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」。

ここに入居している脚本家の菊村栄(石坂浩二)は、同じ入居者である戦前からの大女優、“姫”こと九条摂子(八千草薫)が関係する戦時中の“ある悲劇”が国営テレビでドラマ化される可能性があることにやきもきしていた。

しかし当の姫本人は、その悲劇が描かれるとも知らず、ドラマに出演する予定の“シノ”こと四宮道弘(向井理)が姫への取材のために「やすらぎの郷」を訪れると知って大喜びだ。なぜなら、彼女はシノの大ファンなのである

興奮している姫は、連日栄の住むヴィラを午前3時に訪ね、栄にシノを演じさせて自身で用意した想定質問への回答を練習する始末。京都出身の姫が映画スターになるまでの出自にまつわる話は栄の興味を大いにそそるが、シノを演じている以上、姫は栄に自由な会話を許さない。

しかし、そうしているうちに姫は、自分から話を脱線して“千坂監督”という映画監督の話をしはじめた。昭和の大監督である千坂監督は、姫が昔に心の底から恋をした人物であり、姫は「シノは千坂監督と印象が似ている」としてシノに入れ込んでいるのである。この晩には、「シノは千坂監督の生まれ変わりではないか」と言って、小さな箱に入った“お守り”を取り出した。

そのお守りは、千坂監督の爪(つめ)だ。姫は、シノの爪がテレビでアップになったのを見て“千坂監督の生まれ変わり”と思ったのだという。

千坂監督が戦争に出征する前夜、姫は彼の爪を切ってあげた。そして、内緒でそれを包んで持ち続けていたのだ。およそ70年も、お守りとして…。しかし、千坂監督はアッツ島の玉砕で戦死。その知らせを聞いた姫は、戦時中の空気のなか殊更に悲しむわけにもいかず、涙をこらえてその爪の一部を「食べちゃった」のだという

恥ずかしがりながら、この純粋なエピソードを話す姫に、栄はいてもたってもいられず、禁断の質問を繰り出した。

「ひとつ伺ってよろしいでしょうか? 硫黄島へ進出した特攻基地へ姫がひそかに慰問に行って、翌朝出撃する特攻隊の隊員と最後の晩餐をされたというのは、実際の話なのでしょうか?」

これこそが、ドラマの中で描かれる悲劇。「やすらぎの郷」でも、このことを知っている人はほとんどいない。

この質問に姫は、突然顔色と声色を変え、「誰に聞いたの?」と一言。そして、「だまされた」「あんな辛い夜はなかった」「二度と思い出したくない」と語り、栄が“もしシノがそのことを聞いてきたら?”と質問しても、「その話は絶対イヤ」と頑なな姿勢を示すのだった。

そんななか、件のドラマ台本の第一稿が「やすらぎの郷」に届けられる。

台本の内容は……姫が強く封印を望んでいる特攻前夜の出来事が、なんとも陳腐なメロドラマに仕立てられた酷いものだった。この話の“幻の”原作者である入居者の女優・井深凉子(野際陽子)も、この内容にはあきれ果てるばかりだ。

「あの時代に生きた我々若者が、善悪を別にして、いかに純粋に日本という国を愛そうとしてきたか。その気持ちが全く分かっていない」…そう思いながら、栄は思わず涙を浮かべる。

そして栄は、シノの訪問がこのドラマのためだと知ったら、姫がどれだけ傷つくかを思いやると同時に、戦争の中で生きた人間の心情を理解しない今の時代への怒りと悲しみを抱く。

 

◆シノ、来訪!

そうしたなか、ある日突然シノの訪問日が決まった。

あまりの突然さに理事長の名倉修平(名高達男)も不在だったことから、代わりに栄が理事長夫人の名倉みどり(草刈民代)とともにシノと同行した国営テレビ・プロデューサーの若松(天宮良)との打合せに同席することになる。

若松は、姫に“特攻隊員との最後の食事”についてだけは質問しないという条件を了承。シノも無口な男なので心配いらないと言い、ついに姫とシノの“世紀の対面”が実現した

しかし、シノは噂通りに無口でほとんど口を開かず、せっかくの時間は白けた見合いのようになる。

そして、代わりに姫がシノに次々質問。「どんな女性が好み?」と聞くと、シノは「九条さんのような優しい方です」と答え、これに姫は「光栄でございます!」と乙女のように照れた表情を見せる。

そんな時間が1時間ほど続き、栄が自身の同席はもはや不要と思うと、折よく入居者仲間の高井秀次(藤竜也)から呼び出しが入る。栄は退席することになるが、ここで「高井秀次」「秀さん」という名前を耳にしたシノは、急に態度を変える。

退席した栄を追いかけ、こう言ったのだ。「先生!自分を秀さんに紹介してください」

秀次は、男女問わず魅了してきた任侠スター。シノは実は、祖父・父・自分と三大続く秀次の大ファンで、秀次が入居していると聞いていてもたってもいられなくなったのだ。

直立不動で挨拶し、いかに自分が秀次のファンであるかをまくし立てるシノ。しかし秀次は、丁寧に挨拶は返すものの、シノ自体にはあまり興味を示さず、栄だけを自分の部屋へと連れて行く。シノは、「ついて行っていいですか?」と聞くも、秀次にきっぱり一言「イヤです!」と断られていた…。

シノから憧れられていた秀次だが、そんな彼が栄を部屋に連れて行って披露したのが、自殺してしまった犬山小春(冨士眞奈美)の大きな肖像画だ。

「小春さんが気に入ってくださると嬉しいんですが…」とクールに話す秀次に、栄は「こんな素敵な贈りものはないです」と感動しながら返していたが、小春に思い入れを抱いていた視聴者もこれには大いに心を打たれたことだろう。さすがは、シノにも憧れられる男、“秀さん”だ

『やすらぎの郷』は6月30日(金)で第65話を終え、全130話のうち半分までが放送された。後半は、どんな物語が展開されていくのか? 見逃せない!

※ドラマ『やすらぎの郷』は、こちらにて無料の見逃し配信も展開中

※これまでのおさらい
第1週(第1話~5話)までの「おさらい
第2週(第6話~10話)までの「おさらい
第3週(第11話~15話)までの「おさらい
第4週(第16話~20話)までの「おさらい
第5週(第21話~25話)までの「おさらい
第6週(第26話~30話)までの「おさらい
第7週(第31話~35話)までの「おさらい
第8週(第36話~40話)までの「おさらい
第9週(第41話~45話)までの「おさらい
第10週(第46話~50話)までの「おさらい
第11週(第51話~55話)までの「おさらい
第12週(第56話~60話)までの「おさらい

 

◆第66話あらすじ

「やすらぎの郷」に秋の気配が近づくころ、三井路子(五月みどり)が、自分の構想を盗んで小説『流されて』を書いたと疑われる濃野佐志美の正体を暴くため、ナスの呪い揚げをするとの噂が菊村栄(石坂浩二)の耳に入る。

その夜、濃野の正体が井深涼子(野際陽子)だと知る栄は、AEDの使い方を教わるとこじつけ、介護士の野村(芳野史明)と非番の貫井医師(小野了)をカサブランカに誘い、万が一に備える。すると…。

※番組情報 帯ドラマ劇場『やすらぎの郷
毎週月~金・午後0:30~午後0:50、テレビ朝日系24局
<再放送:【BS朝日】毎週月~金 午前7:40~午前8:00>

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