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「責任感持てば人生は変わる」森田正光先生が3回の放送事故で気づいた教訓

過去に大きな失敗を体験した“しくじり先生”が、「自分のような人間を増やすまい!」という熱意とともに自身のしくじった経験を教える反面教師バラエティー番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。

6月18日(日)に放送された同番組には、気象予報士の森田正光が「興味がない仕事を適当にやっていたから自分のミスは予報できなかった先生」として登場し、“責任感”をテーマに、いま興味のない仕事に就いている人たちに向けて自らの失敗から導き出した教訓を語った。

©テレビ朝日

◆「天気に全然興味なかった」

天気予報の仕事をはじめて約50年のキャリアを持ち、気象予報会社・ウェザーマップの代表取締役社長も務めている森田正光。

しかし、森田はそもそも“お天気キャスター”になる気などまったくなく、それどころか天気にも全然興味がなかったという。最初に“気象協会”で働き始めたきっかけは、特にやりたいこともない状況で、進路相談の際に先生から「気象協会ってところが募集してるよ」と言われたことだったそうだ。

森田は、「じゃ、そこでいっか」という気持ちで気象協会に入ることになったと振り返った。

 

◆スピード出世で「働くってチョロいぜ」

そうして入った気象協会での仕事だが、ただ受かっただけで始めた興味のない仕事だったからこそ、最初はずっと「この仕事つまんねぇ~」と思っていたという

しかし、辞める勇気もなく5年続けていたところ、気象協会の東京本部への転勤が決まった。ここで森田は、異例のスピード出世を遂げることになる。なんと森田は、転勤して2年ほどでラジオ番組の天気予報をもつことになったのだ。

しかし、この出世を遂げた背景には、森田の中に潜む「仕事を早く終わらせて遊びたい」という気持ちがあったという。早く遊びたいからこそ仕事をテキパキこなし、それによって認められ出世していったが、そうすると森田は今度、「働くってチョロいぜ」と仕事をなめるようになってしまったとのこと。

そして、この気持ちが、取り返しのつかない大失敗を引き起こす。

 

◆放送事故を3回繰り返す…!

森田は、当時担当していた生放送のラジオ番組のお天気コーナーで、「1分間無音で放送してしまう」という放送事故を3回も起こしてしまった

1回目はマイクのスイッチ(カフ)を入れ忘れて、2回目は(気象協会内に設置された)ラジオ局のブースを間違えて、そして3回目は、「電話対応に追われていたら生放送の時間が終わっていた」というミス。

森田はミスを起こすたび、「スイッチ入れるなんて教えてもらってないし!」や「これブースが似てるのが悪いでしょ!」という気持ちからあまり反省もしなかったそうで、上司が代わりにラジオ局に謝ってくれることに甘えていたと振り返るが、3回目はさすがに許してもらえず、そのラジオ局では出演禁止になってしまった

この出来事、そして責任感を持たずに仕事をしていた自分を振り返って森田は、「責任感なく仕事をする人の末路は……いつか取り返しのつかない大きなミスをします」と話し、さらに、ラジオリスナーや番組に関わる多くの人に多大な迷惑をかけてしまったことを反省しながら、

「個人の興味ありなしは関係ない 仕事してお金をもらっているなら社会人として自覚を持とう」

と、そのときに得た教訓を語った。

 

◆大失敗からの転機

そんな大失敗を起こした森田だが、その後転機が訪れる。

「森田にひとりでコーナーを任せるのは危険だから、司会者のいるラジオ番組を担当させよう」という上の判断から、この後森田は名司会者・土居まさるの番組のお天気コーナーを担当することになる。

一連のしくじりを反省し、「迷惑をかけた人に少しでも恩返しできる人間になろう」と思っていた森田は、天気についてアドリブでいろいろと聞いてくる土居の質問に答えられるようになろうと、必死に勉強した。

さらに、「この後のお天気は?」に対しては「逆にどう思います?」、「週末(の天気)はどうですか?」の質問には「週末は野球を見に行こうと思っています」と答えるなど、土居と森田のアドリブのやり取りは“面白い”と評判になり、森田はたちまち人気者に

そうして自信をもってやっているうちに、森田には「あれ、天気っておもしろいな」という気持ちが芽生え、東京にきて4~5年目でついにはテレビのお天気コーナーを任されることになった。

 

◆独立して気づいた大事なこと

以前から“テレビの天気予報は分かりづらい”という気持ちをもっていた森田は、客観的な視点をもってテレビの仕事に臨んだ。そのなかで森田が考えて企画したのが、いまでは天気予報で当たり前になっている「洗濯指数」だ。

そうして工夫を重ね成長し仕事が軌道にのった森田は、42歳で独立。自ら代表を務め、天気予報の配信や気象予報士の派遣を主な業務とする気象予報会社「ウェザーマップ」を設立する。

しかし、寝坊で生放送を飛ばしてしまうなど“しくじり”を起こすこともあり、そのときに森田は、過去の大失敗も思い出しながら、「組織に所属していたころは、ずっと上司が守ってくれていた」ということを実感したという。

責任がすべて自分にのしかかってくる立場になったことで、「責任の大事さ」を痛感したそうだ。

 

◆「責任感を持つことで、人生は変わる」

このような、現在の活躍や立場からは意外とも思える過去を明かしたうえで、森田は最後、“興味がない仕事をしているあなたへ”と題して次のようなメッセージを送った。

「もともと仕事に興味がなかった僕でも、責任感を持って働いたことでここまで来られました。責任感を持つことで、人生は変わる。つまらないとか自分に合ってないとか(思っているの)は、責任感を感じていない証拠です。

どんなに小さい仕事、どんなに小さい役割でも、責任を果たすことがきわめて重要。その積み重ねによって少しずつ成長していって、より責任のある仕事を得て、信用を得て、それがきっと(稼げる)お金にも繋がっていきます」

そしてさらに、気象予報士らしく、こう付け加えた。

「でも、いつかしくじったら、いまの自分に不安になったら、この言葉を思い出してください。“明日は明日”。今日良かったことが明日も良いとは限りません。天気のように、人生も明日はどうなるかわからない。1日1日を積み重ね、毎日一生懸命頑張ることが何よりも大事なんです」

 

◆次回はMr.マリック先生が親子で授業!

・森田正光先生の“授業”は、テレ朝キャッチアップで無料で視聴可能!

『しくじり先生 俺みたいになるな!!』次回の放送は、6月25日(日)よる9時58分から! Mr.マリック先生&LUNA先生が登場し、番組初の親子先生による授業を繰り広げる!

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