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麻酔なしの帝王切開、マッカーサーからご馳走…稲川素子の半生に迫る

6月4日(日)に放送される『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~』(BS朝日)では、自身の事務所に5200人以上の外国人が在籍し、テレビや映画などさまざまなメディアに外国人タレントを派遣している稲川素子事務所代表・稲川素子に、映画監督のヤン・ヨンヒがインタビュー。

稲川素子の原点と半生、そしてこれからの展望に迫る。

©BS朝日

テレビ番組や映画、CMなど、あらゆるメディアに外国人タレントを派遣している稲川素子事務所だが、稲川が専業主婦から一念発起しタレント事務所を設立したのは51歳のときだったという。

ピアニストの娘がドラマ撮影に臨んだ際、外国人の出演者を探していた監督に外国人を紹介したことがきっかけだった。以来30年余り、プロダクションは142カ国・5200人以上の外国人が在籍するまでに成長した

 

◆食糧難で痩せ細った稲川にマッカーサーが…

1934年、福岡県柳川市に生まれた稲川。父は地元の名家出身で、敷地1万坪の屋敷で何不自由ない幼少期を送る。

しかし、戦後に九州から東京に移り住むと食糧不足に苦しめられた。極度の貧血を患い、高校時代の体重はわずか37キロだったという。

そんな稲川に救いの手を差し伸べてくれたのが、なんとあのダグラス・マッカーサーだった。稲川が教会の聖歌隊に参加したとき、礼拝に訪れたマッカーサーが痩せ細っていた稲川を見かねて、ベーコンエッグをごちそうしてくれたという。

 

◆72歳で東京大学大学院合格

22歳になった稲川は、三井鉱山に勤める稲川長康と結婚。出産準備を進めていると逆子であると分かり、医師から帝王切開を提案される。

このとき、過去に盲腸手術の麻酔ミスで一時半身不随になったトラウマが稲川の脳裏によみがえる。そのため、麻酔なしの帝王切開で娘を出産した。娘の佳奈子は、稲川と二人三脚でピアノの練習に打ち込み、今はピアニストとして活躍している。

会社を起こしてからというもの、絶えずチャレンジを続けてきた稲川素子。麻酔ミスでやむなく中退した慶応大学文学部に65歳で再入学し、さらに72歳で東京大学大学院に3度目の挑戦で見事合格する。 自らの職業を研究テーマに生かして国際社会科学を専攻し、博士課程では大腸がんと闘いながら博士論文を書き上げた。

現在83歳。生涯現役の信念を支える稲川素子のバイタリティーの源に迫る。

※番組情報『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
2017年6月4日(日)午後6:00~午後6:54、BS朝日

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